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ウリ党の廉東淵・常任中央委員が電撃辞退

ウリ党の廉東淵・常任中央委員が電撃辞退

Posted June. 09, 2005 06:29,   

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政府与党内の「大統領側近グループ」の長兄格である与党ヨルリン・ウリ党の廉東淵(ヨン・ドンヨン)議員が8日、党の常任中央委員職を電撃辞退した。廉委員の党職辞退で、党—政—青(青は大統領府を意味する)の葛藤が新しい局面に入った。

▲急な辞退宣言〓廉前委員は同日午前、中央党本部で記者会見を開き、電撃的に辞退を宣言した。同委員は、「大統領周辺人物に対するデマと悪意的な攻撃で政権の道徳基盤を損ね、大統領のレイムダック(任期末権力弛緩現象)を早期化しようとする不純な試みが行われている厳しい政治環境の中で、側近と言われている者として白衣従軍する道が賢い選択だという結論を出した」と述べた。

また同委員は、「党が路線をめぐる消耗的な論争で傷つけられている状況で、私の意志とは関係なく路線をめぐる論争の片軸に立っているという事実に大きな負担を感じた」と打ち明けた。李海瓚(イ・ヘチャン)首相の「側近の私組織発呼可能性に対する警戒発言」に対して、「発言と行動に注意するように」と言い返したことで、政府与党内で議論が巻き起こったことを念頭においての発言のようだった。

廉議員は、辞退の会見文だけを読み上げた後、党本部を離れた。急な辞退のニュースに困惑した文喜相(ムン・ヒサン)議長は、「極めて残念だ」と沈痛な表情を見せた。廉議員の辞退で、党常任中央委員は7人から6人へ減った。

▲辞退の背景は?〓党の内外で色々な分析が飛び交った。まず、廉議員の辞退の決心には4・30再選・補欠選挙惨敗の後遺症と各種疑惑事件が相次いで明るみになっている状況で、政府与党内部からも大統領側近に対する攻撃が提起されたことに対する不満と虚脱感が、複合的に働いたという分析が有力だ。

湖南(ホナム)勢の中心人物である廉議員の辞退を「湖南情緒」と結び付ける見方もある。光州(クァンジュ)・全南(チョンナム)地域で与党離れが進んでいる状況を突破できる妙案がないことに対する無力感が大きかったということだ。廉議員が最近知り合いたちに、「もうヨルリン・ウリ党は終った」と感嘆したといううわさもある。

党—政—青の刷新のきっかけを設け、ひいては政局反転の糸口をつかもうとする「勝負の賭け」という分析もある。廉議員の辞退を党内強硬改革派に対する警告のメッセージと見る分析もある。民主党との統合を主唱した自分に対して、党内改革派の一部が検察の査定説を広げ、自分を攻撃していると判断したものと見られる。



鄭然旭 jyw11@donga.com