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[社説] 与党も批判した「委員会版」経済政策

[社説] 与党も批判した「委員会版」経済政策

Posted June. 06, 2005 06:35,   

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大統領所属の委員会が主導したり関与した経済政策の失敗に対する批判が、党・政・大統領府共同ワークショップ、高位党政協議会、与党議員たちのインタビューなどで頻出している。これに先立ち、李廷雨(イ・ジョンウ)大統領諮問政策企画委員長は、「委員会にアマチュアの多いことは、希望を与える」とし、マスコミの批判を委員会叩きと見なした。李委員長は、委員会版経済政策の便法と越権、専門性不足に対する与党の苦言には、どのような対応を見せるのだろうか。

ヨルリン・ウリ党の第4政策調整委員長である鄭長善(チョン・チャンソン)議員は、「参加政府は多くのプロジェクトを推進したが、不動産価格だけが上がり、規制や税金でこれを解消しようとしたため、建設景気が萎縮する悪循環が繰り返されている」と指摘した。東北亜時代委員会の行淡島(ヘンダムド)開発、中小企業特別委員会の自営業者資格証制度案、国家均衡発展委員会の雇用創出や経済成長に背を向けた首都圏政策などが、代表的な失敗事例に当たるだろう。

多くの与党議員が、政府委員会は主に理想主義的改革コード性向の教授たちで満たされ、政策の現実適合性と専門性が落ちるという点を指摘した。現政権は委員会が量産したロードマップを通じて、成長と分配の2匹のウサギを得ようとしたが、成長は低迷し、両極化はさらにひどくなった。

ただでさえ「アマチュアは美しい」という大統領府側の詭弁は、経済主体の間で冷笑を呼んでいる。複雑多岐な行政実務に経験のない教授出身者が、そのうえ偏向した理論まで引き込んで、大統領に影響を及ぼすことからして問題だが、各省庁の姑(しゅうとめ)役までしたのでは、国政がまともに運営されるだろうか。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は今からでも、与党議員らの苦言を受け入れ、委員会と補佐陣に対する果敢な構造調整を断行することを望む。もっと現実感があって経験の多い専門家に仕事を任せてこそ、試行錯誤を減らすことができる。与党も、委員会と大統領府を批判するだけでは責任を免れない。民生とかけ離れた非生産的な理念論争で国を混乱させ、委員会版経済政策の無理な推進を「自分の側」がすることだからと言って、幇助してきたではないか。