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張夏成・高麗大教授が盧大統領のリーダーシップを批判

張夏成・高麗大教授が盧大統領のリーダーシップを批判

Posted June. 04, 2005 07:08,   

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参加連帯経済民主化委員長で少額株主運動と財閥改革運動を主導して来た張夏成(チャン・ハソン)高麗(コリョ)大教授(経営学)は2日、「政治指導者の経済運用力量が不足し、未来成長に対する戦略および実践力がなく、韓国経済成長が不振だ」と盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領のリーダーシップを批判した。

張教授は同日、韓国銀行ワシントン事務所で開かれた「企業支配構造と競争力」を主題にした講演で、「韓国は、競争力のある製造業構造とサービス分野が多大な成長潜在力を持っているのに、政治指導者がこのような肯定的要因をうまく生かせずにいる」と主張した。

彼は「保守か進歩か、成長か分配かをめぐる無意味な論争はやめ、何が韓国を一段階発展させる戦略なのかに焦点を合わせる実用的リーダーシップが必要だ」と付け加えた。

世界銀行傘下国際投資公社のコンサルタントとして活動中の張教授は、「既得権右派と排他的左派が合作し、似非民族主義をあおり、経済の足を引っぱっている。このような状況が持続すれば、経済は慢性的な成長不振状態に陷るだろう」と警告した。

彼は「盧武鉉政府発足後、保守と進歩の対立が深化したかのようにみえるが、実際には韓国は官治経済と財閥体制に慣れた既得権右派勢力と世界の流れに鈍感な排他的左派が連帯し、世界経済の環境変化に逆流する経済運用をしていることが最大の問題だ」と指摘した。

彼は「韓国のように、自動車、電子、鉄鋼、造船、石油化学、情報技術(IT)など先導的な製造業分野に競争力を持っている国は、経済協力開発機構(OECD)加盟国はもちろん、アジアや南米のどこにもない。このような立派な基盤をうまく活用し、知識経済時代の製造業成長戦略を作らなければならない」と強調した。

彼はまた、韓国社会は階層的両極化で未来指向的な国民合意導出に失敗したため、算術的平等化が広まったと指摘した。



權順澤 maypole@donga.com