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活路が見えないウリ党、20代もウリ党離れ

活路が見えないウリ党、20代もウリ党離れ

Posted May. 24, 2005 03:18,   

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「頼るべきところがなくなったのではないか」

与党ヨルリン・ウリ党内部で危機感が深まりつつある。党が政局の主導力を発揮できず、所属議員を取り巻く各種の悪材料が相次ぎ、党支持率がどん底に落ちている。

党役員たちは「活路が見えない」とため息をついている。

▲20代までも揺れるか?〓ウリ党はこれまで、ハンナラ党に比べて、20、30代の年齢層で優位だった。しかし、最近になって、「マジノ線」と信じていた若者層の離脱徴候があちこちで感知されている。

韓国社会世論研究所(KSOI)が10日に実施した世論調査で、ウリ党は20代の支持率でもハンナラ党に0.1ポイント差をつけられるなど、30代を除く全年齢層でハンナラ党に劣勢となった。

柳時敏(ユ・シミン)常任中央委員が16日、大学生に対して「就職に関する責任は各自が負うべきだ」とした発言も20代を刺激した。柳議員は、発言直後「私の意図が歪曲された」と波紋の鎮火に乗り出したが、インターネットには抗議の書き込みが相次いだ。

李光宰(イ・グァンジェ)議員の右手人差し指の切断による兵役逃れ疑惑も、20、30代の若者層にとって、悪材料として作用している。過去の2度の大統領選で、兵役逃れ疑惑を巡る攻防で反射利益を得た経験があるウリ党としては、所属議員の兵役逃れ疑惑が取り沙汰されていること自体が、負担に違いない。

国民大学政治学科の金亨俊(キム・ヒョンジュン)教授は、「最近になって、20代初めの年齢層が、与党支持層から抜けていることは事実だ」としながら、「ハンナラ党の『20代保守化』論に同意することはできないが、与党が安心できる状況ではない」と話した。

▲世代の壁に包囲されたか〓40、50以上では、ウリ党に対する反感が固着化している状況だ。これは、与党の核心勢力である386世代に対する否定的な世論が優勢であることからも感知される。

先月、ある世論調査機関が386世代の社会的影響力に対して実施した調査によると、30代を除いたすべての年齢層で否定的な回答が多く、特に50代では否定的な回答が62.3%で、肯定的な回答(25.3%)より2倍以上多かった。

第17代総選挙当時、鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長の「老人投票」関連の発言も、60代以上の年齢層には依然として「わだかまり」として残っているようだ。

▲消えない葛藤の火種〓4・30再選挙・補欠選挙後に本格化している党改革を巡る論議も、党内葛藤の火種となり、指導力の空白をあおっていると指摘されている。

来年の地方選挙の公認主導権を狙って、党内の各陣営が基幹党員の拡充に熱をあげているなか、党指導部と実用派グループを中心に、公職候補者の党内予備選挙の際、基幹党員制にだけ依存するのではなく、他の方式を並行しようという主張が出ているが、改革派は強く反発している。

党議長と院内代表の「2トップ体制」に異常の兆しも感知されている。文喜相(ムン・ヒサン)議長が、4月に党議長に当選したことで、国会情報委員長の職を辞さなければならないが、2ヵ月経っても後任者を出せずにいるのも、両陣営の神経戦のためだ、との分析が出ている。



鄭然旭 jyw11@donga.com