北朝鮮が最近、稼動を停止した平安北道・寧辺(ピョンアンブクト・ヨンビョン)の5メガワット原子炉から使用済み燃料棒を引き出してプルトニウムの再処理を行った場合、核兵器1〜3個が追加生産できるだろうとの見方を、米国モンテレー非拡散研究センターが先月28日発表した報告書で明らかにした。
同センターは、「北朝鮮5メガワット原子炉の稼動停止に関する特別報告書」と題した報告書を発表し、「再処理を通じて、最大で14.5kgの武器レベルのプルトニウムの抽出が可能だが、再処理過程の流失・紛失量などを考慮に入れると、実際に抽出可能な規模は8〜11kgになるだろう」との見方を示した。