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北緯87度突破 朴ヨンソク氏、北極点まであと775km

北緯87度突破 朴ヨンソク氏、北極点まであと775km

Posted April. 18, 2005 23:22,   

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「セドナ(Sedna、イヌイットの伝説に登場する海の女神の名に由来)がいくら意地悪でも、必ず北極点を踏んでみたい」。朴ヨンソク(42、ゴールドウィンコリア取締役、東国大学山岳部OB)探険隊長が率いる北極点遠征隊が、遠征スタートから40日後の18日、北緯87度線を突破した。

遠征隊はこの日、氷点下29度の寒さと秒速12mの強風のなか、10時間10分間にわたる強行軍を続け、1日最長距離の25.3kmを走破した。現在の位置は北緯87度12分142西経83度37分879。これで、遠征隊は計461.24kmを前進し、目標点である北極点までの直線距離775kmの59.5%を済ませたことになる。

遠征隊が86度から111kmの距離にある87度を突破するまでにかかった時間は12日。84度から85度まで7日、85度から86度まで8日がかかったのを考えれば、のろい速度だ。

当初85度を越えれば消えると見込んでいた氷の丘が依然としてあるうえ、ブリザード(極地方で猛吹雪を伴う強風。秒速14m以上)とホワイトアウト(極地の雪原で、一面の雪の乱反射のために空と地面の区別や方向・距離などの感覚が失われる現象)が激しかったためだ。気温が氷点下30度以下に下がらず、隊員らの凍傷が悪化しないのが救いだ。

また、気温は上がったが、リ—ド(氷が割れて生じた海)が増えず、13日、ホン・ソンテク(39)、チョン・チャンイル(25)氏らが溺れた後、泳いで脱出したこと以外には、大きな事故はなかった。



jeon@donga.com