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女帝のカリスマ ソレンスタム、2大会連続優勝

女帝のカリスマ ソレンスタム、2大会連続優勝

Posted March. 21, 2005 22:27,   

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米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーの選手たちは、「ゴルフ女帝」のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)選手が参加しなかった大会を優勝の機会にしている。

しかし、ソレンスタム選手が一応姿を現わせば、すぐに断念する様子だ。2〜3日連続で単独首位を走った選手も、ソレンスタム選手が最終日のリーダーボードの上段に登場すれば、たちまち意欲が薄れてしまう。

そのような「ソレンスタム恐怖」が今年も、猛威をふるっている。

21日、米アリゾナ州スーパースティションマウンテンG&CC(パー72)で行なわれたセーフウェイインターナショナル(賞金総額140万ドル)の最終第4ラウンド。ソレンスタムは、4打も先に進んだ状態でスタートしたロレーナ・オチョア(メキシコ)選手をプレイオフのすえ打ち負かし、今シーズン出場した二つの大会を、すべて逆転勝ち(通算58勝)で飾った。昨年は、8勝のうち4勝が逆転勝ちだった。

オチョア選手は3ホールを残してソレンスタムより4打も先に進んでいたが、16番ホール(パー4)でダブルボギー、17番ホール(パー3)でボギーを打ち、18番ホール(パー5)でバーディーを得たソレンスタムに延長戦を許し、ドライバーティーショットを池に落とし、ひざまずいた。オチョアと「チャンピオン組」で対決したカン・スヨン(三星電子)選手も、「ソレンスタムの壁」の前で、米LPGA初優勝の夢が打ち砕かれた。ソレンスタムのプレイオフでの通算成績は14勝5敗。

昨年の後半から出場した8つの大会で、6勝もおさめたソレンスタムの強い点は何なのだろう。次は彼女との優勝インタビュー。

「私はホールごとに目標がある。気難しいホールではパーセーブに重点を置く。しかし、バーディーを得なければならないホールでは果敢に挑戦する。今日、18番ホールに立つ時、オチョア選手が16番ホールでダブルボギーを打ったということを知った。チャンスが来たと思って、18番ホールを積極的に攻略してバーディーを得た」。

03年まで、最終ラウンドをトップで出発した四つの大会をすべて優勝した「強心臓」の朴祉垠(パク・ジウン、ナイキゴルフ)選手も昨年、三星(サムスン)ワールドチャンピオンシップで、ソレンスタムのためにシーズン6回目の準優勝に止まった。当時、3打差のリードを守れず、むしろ3打差で逆転負けをした朴祉垠は、「ナンバーワン・プレーヤー(ソレンスタム)があなたの後をぐっと追いかけてきたら、どんな気持ちだと思うか」と言い、「ソレンスタム恐怖」に影響を受けたことを間接的に自認した。



安永植  ysahn@donga.com