Go to contents

攻撃力は「優秀」、守備は「まあまあ」

Posted March. 10, 2005 22:24,   

한국어

立ったまま飛び上がっただけなのに、簡単にリムにぶら下がった。

ジャンプ力だけはやはり凄かった。空中で360度を回転してから決めたスラムダンクは、米プロバスケットボール(NBA)を思い浮かばせた。

プロバスケットボール05新人ドラフトで、全体第2順位でモビスの指名を受けた金ヒョボム(米国名ブライアン・キム、22、ガード)。米ロサンゼルス・バンガード大のコートにデビューしたが、それまでの経歴はベールに隠されている彼が8日、入国した。そして京幾道水原市(キョンギド・スウォンシ)のモビス体育館で10日、自分の技量を披露した。

試合前、ウオーミングアップで多様なダンクシュートを披露した金ヒョボムは、第1、2クオーターの20分間行われた練習試合で、チームの先輩らにとけ込み、最初から呼吸があっていた。最初の10分間は、不安定な様子で4得点にとどまったが、第2クオーターでは3点シュート5本を相次いで成功させ24得点。

金ヒョボムのプレーを初めて見たモビスのユ・ジェハク監督は、「シュート、パス、ドリブルのような攻撃部分は立派だ。これから、金ヒョボムを活用した多様な戦術駆使が可能だろう」と言った。

金ヒョボムの長所は、生まれつきの身体條件とジャンプ力。バスケットボール選手としてはあまり大きいとは言えない195cmの身長だが、腕が長く、ドリブルとブロックシュートに有利だ。両腕を伸ばすと、なんと205cmだと言う。

ジャンプ力は90cmを超える。モビスのウ・ジウォンが、「あれぐらいの身長なら、普通はジャンプが60cmぐらいなのに、本当にすごい」と羨ましがったほど。

問題は守備。ユ監督は、「フットワークは早いが、韓米バスケットボールの差のためか、要領が不足だ」と指摘した。モビスの外人選手アダム・チョップは、「米国の高校や大学よりずっと早い韓国バスケットボールに適応するためには、チーム守備に対する理解を高めなければならない」と助言した。攻撃的な部分に偏ったバスケットボールに注力していたため、攻撃者の動きに対する予測と守備姿勢で弱点を表わしたのだ。

金ヒョボムは、「ゲームスピードが早く、聞いていたより激しかった。新しくバスケットボールを始めるという覚悟で一生懸命頑張る」と話した。



金鍾錫 kjs0123@donga.com