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「中国、今年8%の成長を目標に」

Posted March. 06, 2005 22:43,   

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中国政府は5日、今年の経済成長目標を8%にして安定的高度成長を維持するが、マクロ経済の調整政策も続けて実施すると明らかにした。

温家宝総理は同日開幕された10期全国人民代表大会(全人大・議会に該当)3次会議での政府工作報告を通じて、このように話した。

中国が今年の経済成長目標にした8%は、昨年の実質経済成長率9.5%に比べてやや低い数値だ。

温総理は報告で「中国は今、重要な戦略的機会を迎えているため経済の速い発展は重要だが、経済成長速度は適度に制御しなければならない」とし「経済の激しい上昇または下落は、経済と改革開放、社会安定にたいして不利となる」と話した。

また、温総理は安定的な財政政策と通貨政策を並行・実施し、固定財産の投資規模を統制するなどマクロ経済の調整政策を強化するとし、人民元の切り下げ問題と関連しては「金融体制の改革を加速するものの、人民元の為替が合理的かつ均衡的な水準で安定を維持するようにする」とだけ明らかにした。

このような中国の「8%経済成長目標値」に対して、三星(サムスン)経済研究所の丁文建(チョン・ムンゴン)専務は「昨年も中国は過熱、過剰投資気味を見せる自国の経済を沈静させるために金利の引き上げ、部分的な貸し出し抑制措置などを取ったが、年間9.5%の成長を記録した」とし、大した意味を置かなかった。

中国が金利を大幅に引き上げるか、人民元の切り下げなど本格的な緊縮政策を打ち出さない限り、韓国を含めた世界経済の不安感は温総理の発言にもかかわらず払拭できないとの分析だ。



黃有成 yshwang@donga.com