「無名突風を見守ってみてください」
6日、メキシコシティ・ボスクーリアルカントリークラブ(パー72)で行われた05米LPGAツアー「マスターカードクラシック」(賞金総額120万ドル)2ラウンドで、無名選手のソン・セヒ(20、漢陽大学)が2位タイ(4アンダー、140)に浮上した。単独首位のクリスティー・カー(米国)とは2打差。
ソン・セヒは国内プロテストを経ず、昨年末、米LPGAツアークァーリパイン(Q)スクールで7位タイを占め、フルシードメンバーとして米国舞台に直行したケース。国内と違って米国では、「私は今日からプロにデビューする」と宣言さえすれば、直ちにプロゴルファーになれる。Qスクールはシード決定戦。
高校(デウォン外国語高校)時代、国会代表の常備軍を務めたことがあるが、アマチュア経歴がそれほど華やかでない彼女が、これほど早く米LPGAツアーに適応できたのは意外のこと。
「クリスティー・カーとチャンピオン組で対決することになるなんて実感できません。3年前、済州(チェジュ)で行われたCJナインブリッジクラシックを観戦したんですが、その時、カーのプレーに魅了されたんです。」
今年開幕戦のSBSオープンでカットオフされた彼女が、プロ大会2度目の出場で「勝利」を狙うには、2ラウンドで4アンダーをマークしたカーの上昇勢が並大抵のものではない。「ゴルフ女帝」アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が単独4位(3アンダー、141)で控えているのも負担になる。
安永植 ysahn@donga.com