三・一節記念式典、今年から柳寛順記念館で実施

政府の三・一節記念行事が今年から、ソウル梨花（イファ）女子高内の柳寛順（ユ・クァンスン）記念館で行なわれる。

行政自治部（行自部）は１６日、大統領府と首相室傘下の光復（クァンボク＝国権回復）６０年推進企画団などとの協議を経て、今年から、三・一節行事を柳寛順烈士の母校である梨花女子高柳寛順記念館で行なうことにしたと発表した。

政府は朴正煕（パク・ジョンヒ）元大統領時代の１９７８年４月、ソウル世宗（セジョン）文化会館を開館して以来、昨年まで毎年、ここで三・一節記念行事を行なって来た。

行自部のある関係者は、「これまでは適当な場所がなかったため世宗文化会館で行事を行なって来たが、世宗（朝鮮王朝第４代王）と三・一節は何の関係もない。それで、独立６０周年を迎え、象徴的意味のある場所を選択した」と説明した。

政府は記念式典の場所でタプゴル公園と独立記念館なども検討したが、いずれも屋外なので警護上の問題があり、独立記念館は距離が遠くて排除したという。

政府が記念式典場所を変更したことに対して、一部では「朴正煕時代の痕跡を消すため」と解釈する向きもあるが、大統領府の関係者は「柳寛順記念館も朴元大統領時代に建てられた」と言い、このような憶測を一蹴した。

鄭用𨛗 yongari@donga.com