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「敵者生存」試される韓国人大リーガーたち

「敵者生存」試される韓国人大リーガーたち

Posted February. 15, 2005 23:19,   

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「適者生存」のジャングルのルールに支配される米大リーグのスプリングキャンプが幕を開ける。

16日、スプリング・トレーニングを最初に始めるニューヨーク・ヤンキースとシンシナティー・レッズ、そして新生チームのワシントン・ナショナルスを筆頭に、17日と18日には各チームが一斉に冬季訓練に入る。

ビッグリーグキャンプに参加する韓国人選手は計9人。冬に入ってからずっと訓練と休憩を通じてコンディションを調節してきた彼らは、これから本格的に今シーズンの準備に入る。

韓国人初の大リーグ打者である崔熙燮(チェ・ヒソプ、LAドジャース)は、05シーズンの開幕を待ち望んでいる。昨年、LAドジャースにトレードされた後、外野手の巨砲ショーン・グリーン(アリゾナ)と1塁の座を分け合っていた崔熙燮は、グリーンの移籍で1塁を独占することになった。

LA地域のマスコミは「中途半端な選手」とこき下ろしているが、ドジャースのポール・デフォデスタ団長は、崔熙燮のことを評価している。同団長は、大リーグ公式サイトのMLB.COMとのインタビューで、「多くの人が崔熙燮のことを間違って理解している。彼が昨年程度の成績(15本塁打、46打点)だせば、私たちとしては大満足だ。彼の年齢の若さを考えてもらいたい」と述べ、将来性を評価した。

韓国人大リーガーの「長兄」朴賛浩(パク・チャンホ、テキサス)は、今年こそ名誉回復しなければならない。テキサスと6500万ドルで5年の長期契約を結んだ後、ここ3年間での白星は14に過ぎない。「ダラス・モーニング・ニュース」は14日、「朴賛浩が今年も失敗した場合、テキサスは損害を甘受してでも早期放出するかもしれない」と報道した。

度重なる負傷に悩まされてきた朴賛浩は、幸いにも昨シーズン終盤から150キロ台の球速を回復した。打撃のみが強くて先発陣の弱いテキサスとしては、ポストシーズン進出のためにも、朴賛浩の再起が切実に必要な状況だ。

昨年、大リーグで6試合しか出場できなかった金炳賢(キム・ビョンヒョン)は厳しい状況だ。既にボストンには先発が十分いる。エースのカート・シリングとデイビッド・ウェルスにマット・クレメント、ウェイド・ミラー、ティム・ウェイクフィールド、ブロンソン・アローヨまでいる。割り込んでいく余地がない。

先発の実験に失敗した金炳賢は、まずはブルペンにまわされる可能性が高い。年俸が高いが締めくくりの経歴がある彼のことを虎視眈々(こしたんたん)と狙っているチームがあるため、トレードの可能性も残っている。

米国舞台の「ルーキー」具台晟(ク・デソン)は異変がない限り、開幕戦から大リーグエントリーに入るのが確実だ。テスト試合では成績に関係なく、米国打者のスタイルと審判のストライクゾーンの把握が急務である。



金相洙 ssoo@donga.com