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韓「北朝鮮と対話努力」…米「アメは与えない」

韓「北朝鮮と対話努力」…米「アメは与えない」

Posted February. 13, 2005 22:34,   

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北朝鮮外務省が10日、核兵器保有及び6者協議参加への無期限中断を宣言して以来、これに対する対応策をめぐり、韓国と米国で見解の差が広がっている。

米国を訪問中の潘基文(パン・ギムン)外交通商副長官は12日、ワシントン特派員との懇話会で、「北朝鮮を6者協議に復帰させるための多国的な外交努力を強化し、米と肥料支援などの人道的対北支援と開城(ケソン)工団に代表される経済協力は続ける」ことを明らかにした。

しかし、同日付のニューヨークタイムズ紙は、チェイニー米副大統領が「金正日(キム・ジョンイル)総書記が核兵器か孤立深化の選択というような圧迫を望むなら、北朝鮮の武装解除を願う国々が共同で対処しなければならない」とし、北朝鮮の肥料支援要請に韓国が応じないよう、潘長官に求めたと報じた。

潘長官は、このような同紙の報道を直ちに否定し、「チェイニー副大統領は、補償的な対北経済協力の取引きは望ましくないと言った」と述べた。

これに先立ち、外交通商部のある当局者は11日、「北朝鮮が6者協議に参加するように、米国がもう少し柔軟な態度を見せる必要があり、政府はそのような雰囲気づくりのために努力する」と話した。

これは、鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官が先月30日、スイスのダボス会議の演説で、「北朝鮮の核放棄のために、米国の前向きな選択が必要だ」と述べ、北朝鮮の核放棄に対する適切な補償を提示する「包括的アプローチ」を求めたことと同じ脈絡だ。

しかし、6者協議に深く関与している米国務省関係者は最近ソウルで、「悪い行動に対して補償することはできない、という米国の立場に揺るぎはない」とし、「北朝鮮にアメを提供する時点はすでに過ぎた」と話した。

一方、外交安保政策関連の当局者は13日、「北朝鮮は使用済み核燃料棒8000本の処理を完了したと主張したが、2500本以上は不可能だというのが韓国と米国の共通した認識だ」として、北朝鮮の核開発及び保有の主張を一蹴した。

政府が、北朝鮮の使用済み核燃料棒の処理の本数について言及したのは初めて。これまで政府の公式立場は「核兵器1、2個を開発できる物質を保有しているものと推定する」というものだった。



權順澤 taewon_ha@donga.com maypole@donga.com