
1月開かれたインスブルック冬季ユニバーシアードでメダルの獲得に失敗した韓国スキージャンプが、今年初めて優勝を獲得した。主役はチェ・ヨンジク(22歳・韓国体育大学)。
チェは13日、ドイツで開かれたスキージャンプコンチネンタルカップHS−117で、1回目109.5m、2回目123.5mで合計267.9点(飛行距+姿勢点数)で優勝した。
HS(Hill Size)は国際スキー連盟(FIS)が最近、試合の種目を細分化するために導入した用語で、各スキー場のジャンプ台の長さが一定ではない点を考慮し、HS−117、HS−134、HS−200など、多様な種目に分類したものだ。HSー117は、ジャンプ台の基準飛距離が117mという意味だ。
チェ・ドングク韓国代表監督は電話で「競技が行われたスキー場は100年の歴史のあるところだ。今回のチェの飛距離123.5mは歴代最高記録だ」と話した。
スキージャンプの登録選手が6人だけの韓国が、ワールドカップと同レベルのコンチネンタルカップで優勝したのは3回目。02年3月ドイツ大会、02年9月カナダ大会でチェ・ホンチョルが2回優勝したことがある。
国内でスキージャンプが初めて導入された1991年からスキージャンプを始めたチェ・ヨンジクは、02年米国ソルトレークシティー冬季五輪K−120団体戦で8位を記録し、03年イタリアタルビジオ冬季ユニバーシアードK−90団体戦金メダル獲得の第一の貢献者でもある。
チェは6日と7日の二日間、ドイツで開かれたコンチネンタルカップHS100でそれぞれ4位と2位を記録し、今大会の優勝が期待されていた。
チェ・ヨンジクとともに出場した金ヒョンギ、カン・チルグ(以上、韓国体育大学)も、出場選手73人のうち、8位と16位をマークした。
金相洙 ssoo@donga.com