外国人留学生１人誘致し、２２人が海外留学へ

外国人大学生や大学院生１人が韓国に留学するのに対して、韓国人学生の約２２人が海外に留学していることが分かった。

このように、勉学のために海外に出る学生が増えているため、韓国の教育サービス収支の赤字規模は経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）加盟国のうち最悪であることが浮き彫りになった。

韓国貿易協会の貿易研究所が６日発表した「韓国の教育サービス収支の現況分析」報告書によると、昨年韓国から海外に出た留学・研修生が支出した金額は約５１億４８００万ドル（約５兆２５１０億ウォン）に達すると推定された。

一方、外国人留学生が韓国で使った経費は２億６０００万ドルに止まり、韓国の教育サービス収支の赤字規模は約４９億ドルに達した。

韓国の教育サービス収支の赤字規模は２００２年は４２億５５００万ドル、２００３年は４５億ドルと、毎年増加傾向にある。韓国の海外留学・研修者数も昨年は３９万人で、２００３年の３５万人に比べて１３．３％増えた。

一方、韓国内の外国人留学生数は昨年１万７０００人に止まった。特にこのうち２５％は韓国政府の招請奨学金などをもらっていることが調査の結果わかった。

韓国とは対照的に、２００３年を基準に米国と豪州は自国留学生１人当りに対し、外国人留学生をそれぞれ２０人と１６人誘致した。日本と中国もそれぞれ１．３５人と０．３８人を誘致して韓国よりは誘致の割合が高かった。

貿易協会側は「韓国が英語使用国ではなくて教育競争力が低いため、教育サービス収支の赤字規模は拡大している」と話した。

鞖克仁 bae2150@donga.com