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バイシクルスタント分野世界ランキング10入りの選手が韓国系

バイシクルスタント分野世界ランキング10入りの選手が韓国系

Posted February. 02, 2005 22:38,   

한국어

バイシクルスタント分野で世界ランキング10位内に入る韓国系プロ選手がいる。主人公は駐韓米軍だった父親(小学校教師)と韓国人の母親(カン・ソンニョ氏)の間で生まれたトム・ホーゲン(30、写真)。彼は自転車のハンドル部分を固定させたまま、後ろの輪を強く回転させる「テール・ホイップ(tail whip)妙技」の世界トップランカー。バイシクル・スタント種目の中でも危険な半球型競技場で繰り広げるバート部門の最強者だ。

1998年プロに転向した彼は、昨年10月、世界ランキングトップ10のみを招待してソウルで開催された「LGアクションスポーツCYONチャンピオンシップ」に参加した。彼は米国に帰った後、このほど大会の関係者に電子メールを送り、「僕は韓国系だ。第2のふるさとの韓国へ行ってとても嬉しかった」と知らせてきた。彼が韓国系であることが明らかになったのは今回が初めて。

ホーゲン選手との電子メールを通じたインタビューで、Xゲームのプロ選手の世界を覗き込んだ。

—バイシクル・スタントをいつから学び、どうやってプロになれたのか。

「ただただ好きだった。10歳の時から同じ年頃の子供がそうであるように、家の庭で面白半分でトリックを練習した。大学4年生の時の1998年、学業をやめてプロに飛び込んだ。社会学を勉強しながら、倉庫で衣類包装のアルバイトをしていたが、僕のやりたいことをやったので、後悔はしていない。これからさらに5年は選手生活をやってから、その後は関連事業を手がけたい」

—訓練と大会参加の日程は?

「プロになった後、1日7〜8時間は練習する。これまで10回ぐらい大小の怪我をしている。容易なことではない。一週間に一度の割合で大会や様々なイベントに参加する。1年に3〜4回海外に出ており、米国内では約30週を巡回する」

—収入はどれくらいか。

「正確には言えない。同じ年頃のサラリーマンよりははるかに多い。それにいろいろな協賛が多いので、生活に不便はない」

—他にまた韓国系選手がいるのか。Xゲームで東洋系が有利な点があるのか。

「会ったことはない。この分野は個人の努力が一番重要だ。人種は重要でない。韓国は小さい頃、母親方の従兄弟に会いに行ったことを除いては、昨年が初めてだった。魅力的な分野であるだけに母の国からも優秀な選手がたくさん出てほしい」



田昶  jeon@donga.com