李富榮(イ・ブヨン)前ヨルリン・ウリ党議長が政治入門後、最大のピンチに直面した。
特に、李前議長がカネを受け取った疑いと関連して検察の調査を受けている韓火(ハンファ)グループの大韓(テハン)生命買収を巡る不正疑惑は、検察の捜査意志が非常に強いうえに、韓火側の関係者がすでにカネを渡した事実を認めたことが知られ、簡単に抜けられないのではないかという観測さえ出ている。
特に検察の捜査によって、李前議長は4月の再・補欠選挙出馬の夢も諦めなければならない状況に直面した。また内心期待をかけていた入閣さえ難しくなったというのが定説だ。
進行中の選挙法裁判にも悪い影響を及ぼす可能性もある。去年総選挙を控えて相手候補側を非難する内容の報告書を配布した疑いで1審で150万ウォンの罰金刑を受けて控訴中だが、この刑量が最終審まで行けば5年間被選挙権が制限される。ややもすると政治生命が危うくなるのではないかという慎重な分析が出るのもこのためだ。
尹鍾求 jkmas@donga.com