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財布の中の5000ウォン札、もしかして偽札かも

財布の中の5000ウォン札、もしかして偽札かも

Posted January. 31, 2005 23:10,   

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自営業を営む金さん(ソウル陽川区新月6洞)は最近、財布の中の紙幤を数えている途中、5000ウォン札の肌触りがおかしいと感じた。

金さんは直ちに韓国銀行に電話をかけ、「肌触りが滑らかで、隠れた絵がどうもおかしい」と届け出た。

韓国銀行(韓銀)発券局の韓ミン(ハン・ミン)調査役は、「金さんが持っていた5000ウォン札の一連番号を確認した結果、最近発見された5000ウォン札偽札と同一のものだった」と言った。

韓銀は5000ウォン札の偽札が市中に大量流通していると注意を促した。

△「私の財布にある5000ウォン札も?」=31日、韓銀によれば、昨年発見された偽札は1万ウォン札、5000ウォン札、1000ウォン札の計4353枚で、前年比11.7%増加した。

これは1988年(365枚)より、約12倍も急増したものだ。

特に、昨年発見された5000ウォン札の偽札は計987枚で、前年比125.9%急増した。

今年に入ってから1月28日までに発見された偽札786枚のうち、5000ウォン札は608枚で、全体の77.4%に達する。

5000ウォン札の偽札が増えているのは、偽造技術が精巧になった上、1万ウォン札などに比べ、偽造防止装置が少なくて偽造しやすいからだ。

特に、1983〜03年に発行された「ダ5000ウォン札」は、紙幤の中間部分にある「部分露出銀線」がなく、偽造犯の大量偽造ターゲットになっている。

昨年発見された5000ウォン札の偽札987枚のうち、「ダ5000ウォン札」の比重は82.5%の814枚。

02年から発行された「ラ5000ウォン札」は部分露出銀線がある。流通中の5000ウォン札のうち「ダ5000ウォン札」の比重は30%ほどだ。

金斗経(キム・トュギョン)韓銀発券局長は、「『ダ5000ウォン札』は韓銀に入って来れば全量廃棄し、市中流通物量を最大限減らす方針」と述べた。

△偽札の識別要領=まず、紙幤の表の左側に隠されている肖像画を確認する。偽札にはこのような隠れた絵がないか、手で描いていて粗雑だ。

紙幤の表の中央には銀色の部分露出銀線があるが、偽札にはこの部分が黒色に見える場合がある。

本物の紙幤は文字と金額が凸に印刷されており、触ってみれば肌触りで分かる。偽札は大半がカラープリンターで作ったものなので表面がなめらかだ。

最近発見された5000ウォン札の偽札は、隠れた絵も入れ、凸印刷效果を出すため押した痕跡もあるなど、偽造手法が精巧になり見分けにくい、と言うのが韓銀側の説明だ。

一方、偽札を認知の上で使えば、2年以下の懲役または500万ウォン以下の罰金刑に処される。自分も知らずに偽札を取得した場合は、警察署や近くの金融会社に届け出なければならない。



李康雲 kwoon90@donga.com