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[社説]軍「自殺行為」自制すべき

Posted January. 30, 2005 22:46,   

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准将進級審査をめぐって対立した軍検察と陸軍が、「陸軍参謀総長と国防長官の証人申請カード」を巡り争っている。陸軍訓練所では先日、将校が訓練兵たちに人糞を食べさせる猟奇事件まで発生した。一糸の乱れもあってはならない軍の綱紀が、上下問うことなくタガが外れたような状況だ。

軍検察は、「南在俊(ナム・ジェジュン)陸軍参謀総長と同じ勤務所であったか、南総長と関連のある私組織の関係者の多数が進級したものと推定される」と述べ、証人申請を行なった。これに対して陸軍弁護団は、「裁判所が南総長を証人として採択するなら、私組織がないと発表した尹光雄(ユン・グァンウン)国防長官を防御権の次元で証人として申請することもあり得る」と対抗した。是々非々を明確にするために、死生決断をしようとしているようだ。しかし、決判が出なければ、最高人事権者である大統領まで証人として要請するつもりだろうか。憂慮される軍の「自殺行為」と言わざるを得ない。

軍の任務は、国土の防衛である。分断した祖国を守るためには、厳正な軍紀と上司の命令に服従(上命下服)の指揮体系を揃えなければならない。長官と参謀総長を裁判に引き出すと脅威を与えるほど分別力を失った人々が、非常時に上官の命令に従って身を投じるとは信じ難い。不正の清算と疑惑解消も重要だが、軍全体と国家を揺るがす冒険は、慎まなければならない。

軍の上層部で争いが続くことで、国軍機務司令官の早期転役まで疑惑の対象になっている。国防部が推進する主敵概念の廃棄も然りだ。北朝鮮軍の変化もなく、北朝鮮が公けに核保有を主張するほど安保環境が不安な状況で、なぜ一方的に韓国だけが緊張を緩めるのか。家の戸締りも十分にできない軍が、対北宥和政策に乗り出す姿を見て、不安に思って異議を主張することは国民の当然の権利である。

軍は今からでも襟度と自制力を回復しなければならない。軍が国民を不安にさせれば、国民は軍を信頼しなくなるだろう。