Go to contents

大統領府、民主党議員に教育副首相を提案

大統領府、民主党議員に教育副首相を提案

Posted January. 21, 2005 22:51,   

한국어

大統領府が第2野党である民主党の金孝錫(キム・ヒョソク)議員に、空席になっている副首相兼教育人的資源部長官の座を持ちかけたことが21日に明らかになり、微妙な波紋を投げかけている。

与党ヨルリン・ウリ党は、10人余りの所属議員が選挙法違反の訴訟に巻き込まれており、今年上半期中には国会での過半数崩壊が確実視されている。このため、このほど政府・与党の一部では民主党との統合論がしばしば流れている。こうした状況下で、民主党議員の入閣は政界再編の引き金になりかねない。

民主党は同日直ちに、「(教育副首相の提案は)民主党を破壊しようとする工作だ」と反発を強めた。翌月開かれる予定の党大会では、ウリ党との統合に反対する決議文を採択することにした。

金議員は南米を訪問していた15日ごろ、金雨植(キム・ウシク)大統領秘書室長から国際電話を通じて教育副首相の座を勧められたという。その後、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領も直接電話をかけて説得に乗り出した。民主党の党籍は維持しても良いという話まであったという。

大統領府側は、「決して民主党との統合や連合政府構成といった政治的布石ではない。金議員は盧大統領がいつでも重用しようと思っていた人物だ」と話している。

中央(チュンアン)大学経営学科教授として10年あまり在職していて、経済分野はもちろん情報通信分野にも詳しく、理工系大学の教育改革に適任者だということだ。これに二回当選議員として政治力も兼ね備えており、全羅道(チョルラド)に配慮する意味もあると、大統領府側は説明している。

金議員は02年大統領選挙候補選びのための党内選挙のときは、ソウル大学同窓の李仁済(イ・インジェ)候補を支持した。しかし、党内選挙が終わった後は盧大統領の経済分野政策諮問役を務めた。また、李候補に盧大統領を助けることを数回も薦めるなど、仲裁の役を買う場面もあった。その過程で盧大統領は金議員に好感を持つようになり、民主党が分裂する前はたまに大統領府へ呼んで顔を合わせたという。

金議員は22日、受諾するかどうかを公式に明らかにする予定だ。この問題をめぐって金議員と相談した周りの関係者らは「入閣しない方向に心を決めたようだ」と伝えた。あれこれと教育副首相の問題で大統領府は再び暗礁に乗り上げる見通しだ。



金正勳 崔虎元 jnghn@donga.com bestiger@donga.com