１７兆ウォン、昨年の海外旅行・留学費で支出

海外旅行や留学、それに医療サービスなどによる海外流出金が昨年、１７兆ウォンを超えたものと推算された。同金額が国内で使われていたなら、国内総生産（ＧＤＰ）の伸び率が１．８ポイント程度引き上げられただろう、と政府は分析している。

産業資源部（産資部）は１６日、韓国銀行が発表した国際収支などをもとにまとめた「サービス収支および旅行留学収支動向」で、韓国人は昨年１〜１１月にかけて海外留学および研修に計７兆３０００億ウォンを支払ったと指摘した。

これにゴルフなど旅行収支の赤字４兆１０００億ウォンと、医療、法務、公告などのサービス赤字５兆２０００億ウォンを合わせれば、留学、旅行、医療サービスなどに支払った海外支出規模は計１６兆６０００億ウォンに上る。

産資部は、これに１２月に支出された金額まで加えて、昨年１年間の同部門の支出が１７兆ウォンを越えたものと推定した。

０３年ベースで消費の付加価値誘発係数０．７９（１ウォンを消費したとき、０．７９ウォンの付加価値が創出されるという意味）を考えれば、これはＧＤＰ成長率を１．８ポイント引き上げられる規模だと、産資部は説明した。

申致泳 higgledy@donga.com