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「世界4強」を実現した後、国家代表チームに合流

「世界4強」を実現した後、国家代表チームに合流

Posted January. 02, 2005 22:34,   

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「これからはサッカーにのみ専念しなければなりません。見守っていて下さい」

韓国サッカーの「次世代キラー」朴主永(20、高麗大)は、昨年末から携帯電話を受けない。両親とエージェント、そして必ず必要な何人かの番号が表示される時にのみ通話ボタンを押す。外部との接触を断ち切って、サッカーにのみまい進するという自分との約束を守るためだ。

朴主永にとって04年はたくさんのことを経験した一年だった。10月に終った04年アジア青少年(19歳以下)サッカー選手権大会で、韓国の優勝をはじめ得点王と最優秀選手(MVP)の「トリプルクラウン」を獲得してスポットライトを浴びた。彼のエージェントであるスポーツハウスの李ドンヨプ部長は、「朴主永は周囲の急な関心に困惑していた」と話した。それほど心の負担が大きかったということ。

朴主永は、「現在に満足すれば絶対成功できないということを知っている」と言い、唇を噛んだ。

朴主永は新年にやるべきことが多い。まず6月10日、オランダで開幕する世界青少年(20歳以下)大会で、1983年のメキシコ大会以来22年ぶりの「ベスト4進出」の再現に向け、身を投じなければならない。青少年選手権で卓越した技を披露した後、国家代表チームに合流して、06年W杯ドイツ大会への出場を目指している。「まだまだだ。国家代表チームでは生き残るのが難しい」というボンフレールW杯代表チーム監督の評価を、実力で覆すという覚悟だ。

朴主永は3日、慶南南海(キョンナン・ナムヘ)で召集される青少年代表チームの訓練に加わる。11日にはカタールに出国して、14日から26日まで行われるカタール8カ国大会に出場する。29日と2月1日にはシリアの青少年代表チームと親善試合を行い、2月3日から9日まではスペインで転地訓練を終えた後帰国するといった厳しい日程が待ち構えている。

「言葉より直接お見せします。自分との約束を守るのがファンに喜んでもらうことだと思います」。

幅広い視野に卓越したドリブル、シュート力といったゴールゲッターとしての3拍子を全部備えている「生まれつきの攻撃手」。高校恩師のビョン・ビョンジュ・チョング高校監督は朴主永のことを「IQが150の寡黙な天才」と誉める。彼は乙酉年を迎え、華やかな飛翔を準備している。



梁鍾久 yjongk@donga.com