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胡錦濤総書記、党・政府に続き軍掌握へ

Posted December. 22, 2004 23:10,   

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中国の胡錦濤国家主席兼中央軍事委主席が軍事力を掌握して3カ月、初めて軍部の人事を断行した。香港文匯報が22日報じたところによると、胡主席は最近、劉永治(60)蘭州軍区政治委員を人民解放軍総政治部副主任に、常万全(55)北京軍区参謀長を瀋陽軍区司令官に、それぞれ任命した。

胡主席は9月、党第16期・第4次中央委員会の全体会議(16期4中全会)で、江沢民元主席から中央軍事委・主席職を譲り受けた。今回の人事は、定年で転役する職責を埋める性格のものだが、来年、軍部の大移動を予告するシグナルとして受けとめられている。

總後勤部、海軍、空軍、武装警察、広州軍区などに定年を控えた将官が多く、人事の要因があるだけに、胡主席がこれを利用し、本格的な軍部掌握に出るだろうとの見方が出ている。張書田・総政治部副主任と銭和樑瀋陽軍区司令官は、65歳の定年だったため、今回、転役した。

中国軍は、大軍区司令員級65歳、副司令員級63歳の年齢制限を設けている。総政治部の副主任は、大軍区司令員級の待遇を受ける。中央軍事委は9月、4中全会の閉幕から1週間後に、済南軍区司令員である陳炳徳(大将クラス)を中央軍事委員兼總後勤部長に任命し、彼の後任に総参謀長(補佐官クラス)だった范長龍中将を抜てきした。

しかし、これは、江沢民元主席の意図が反映されたもので、胡主席の独自の人事とは評価されなかった。これに先立ち、胡主席は16日、王太華・安徽省書記を免職させ、そのポストに郭金龍・西蔵(チベット)自治区書記を就かせた。また、西蔵自治区書記には楊伝堂・青海省副書記を任命した。彼らは、胡主席の側近と分類される人物だ。



黃有成 yshwang@donga.com