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幻想の国へ、ようこそ!

Posted December. 16, 2004 23:08,   

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白い雪が降って氷がかちかちに凍る冬なら、一度行ってみたい冬祭りがある。真白な雪が背の高さほど積もる美しい札幌で開かれる雪祭りと、松花江の氷を彫刻して色とりどりの明かりを灯す中国哈爾濱の氷燈祭がそれだ。

事情によって海外に出るのが負担なら、国内に目を向けて見よう。このごろ、江原道洪川郡(カンウォンド・ホンチョングン)ビバルディ・パークでは、哈爾濱氷燈祭をそのまま移したような氷祭りが盛んだ。果てしなく広がる純白の雪原で、きれいで純粋な自然を感じることができる。

●世界中の建築物が一堂に

江原道スキー場の中で、ソウルから一番近い洪川ビバルディ・パーク。100kgを超える大型氷の塊1万個余りで、世界の有名な建築物150点余りと有名な壁画200点余りを製作して設置した。

約4000坪規模のトンネル式ドーム(330m)の中で繰り広げられる祭りの広場は、先史時代、古代、中世、近現代、パルミラ、ファンタジーイベントなど6つの区域に分けられている。先史時代の区域では古代モアイ石像とストーンヘンジ、ヴィレンドルフのヴィーナス像、ドルメンなどがあり、古代区域にはエジプトのアブシンベル神殿、階段式ピラミッド、スフィンクス、ペットラ神殿、オベリスクをはじめ、ローマのコロセウム、アウグストスの像などが再現されている。

中世区域にはタジ・マハール、姫路城、アンコール・ワット、聖ソフィア聖堂、ダビッド像などが並んでおり、近現代の造形物ではタワーブリッジ、ビッグベン、凱旋門、エッフェル塔、ハーバー・ブリッジ、ホワイトハウス、自由の女神像、オペラハウス、南山(ナムサン)タワー、仏国寺(プルクッサ)、皇龍寺(ファンリョンサ)9階木塔などが立っている。

その他に、シリア砂漠の真ん中にある遺跡地のパルミラも再現された。ファンタジーイベント区域では幸運を祈ってトレビの泉に小銭を投げかけてみることもできるし、万里の長城のすべり台(33m)で氷すべりを楽しむことができる。

●氷上での多様な遊び

入口を入ると左側に氷のトンネルもある。長さが5mしかないため、腰を屈めて通るしかないミニトンネルだが、風変りで子供たちはもちろん、大人も必ず一度は寄ってみるコース。その隣にあるイグルーも同じ。中に入れば和やかな感じがする。

彫刻品を詳しく見ていると、氷の模様もさまざまだ。氷が凍る瞬間的に生じた気泡が、まるで珊瑚礁がうごめくかのように美しい。彫刻品をゆっくり見て回るのに1時間20分程度かかる。

彫刻品の鑑賞が終われば、野外プールを活用した氷上で、こま回し、昔風のソリ乗り、氷ボーリング、氷彫刻品作りなど多様な遊びを楽しむことができる。特に標的になる円の中心に向けて、取っ手の付いた丸くて平たい石を投げるカーリング競技は、参加者たちの間で大人気。16世紀初めにスコットランドで始まったカーリングは、老若男女誰もが楽しむことができるレクリエーションで、欧州はもちろん、カナダ、米国でも人気だ。

20日からは、世界各国から招待された公演団の民俗公演が見られる世界民俗祭りも同時に開かれる。

●眠らないスキー場

前回の冬シーズンから「眠らないスキー場」をモットーに、24時間オープンして徹夜スキーの新しいメッカとして脚光を浴びているビバルディ・パークスキーワールド内では、来年1月末まで毎週土曜日に派手な花火祭りを行い、楽しい雰囲気を倍増させてくれる。

コース別のスロープ名称もヒップホップ、バラード、テクノ、クラシック、ジャズなど音楽ジャンル別になっていて、音楽趣向によって選んで乗る楽しさがある。また、スキー場の下の方の雪原では犬ソリに乗ることもできる。スキー場の片隅には田舍の市場が用意されていて、熱い感じのおつゆとともに、たき火でのヤキイモを味わいながら、凍った体を温めるのにもってこいだ。

テミョン・コンドホームページ(www.daemyungcondo.com)のサイバー会員に加入すれば、リフト利用料、講習費、レンタル料金の20〜30%割り引きクーポンが提供される。サイワールドミニホームページ(http://cyworld.nate.com/vivaldipark)で、ビバルディ・パークと1村を結べば、どんぐりはもちろん、リフト券、シーズン券、講習券、宿泊券など多くのプレゼントがもらえる。お問い合わせは033—434—8311。

文=チェ・ミソン旅行プランナー、tigerlion007@hanmail.net

写真=シン・ソッキョ、フリーランサー写真作家、rainstorm4953@hanmail.net