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悲運のアテネ銅メダリスト、1位で国家代表に選抜 男子体操

悲運のアテネ銅メダリスト、1位で国家代表に選抜 男子体操

Posted December. 14, 2004 23:08,   

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平行棒。今年アテネ五輪男子体操で「誤審スキャンダル」を起こしたその種目だ。しかし、梁泰栄(ヤン・テヨン、ポスコ建設)は自分のメイン種目らしく、自信に満ちた演技を披露した。出発点数10点ものを選択した後、後ろへ曲がった後肩を掛ける技、Lポーション(L字形を維持)など、しっかりした基本技がベースになった強烈な演技は見る人を引きつけた。

最後の着地で両足を前へ踏み出して最小0.1点、最大0.3点の減点を受けたのが惜しかったが、見事な演技。点数板には9.5点と、同じ組の参加選手の中で最も高い点数が出た。

14日、泰陵(テルン)選手村体操競技場で行われた05年度男子体操国家代表選抜戦。アテネ五輪後4ヵ月ぶりに公式舞台に姿を現した梁泰栄は、床運動、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目で良い点数を得て、後輩でライバルのアテネ五輪個人総合銀メダリストの金デウン(韓国体育大学)を0.1点差で引き離し、1位で太極マークを手に入れた。

梁泰栄は総合56.20点、金デウンは56.10点。3位は次世代有望株の金スンイル(漢陽大学、54.55点)が占めた。試合を終えた後、梁泰栄は「右肩の負傷のため、これまでまともに訓練できなかったが、比較的満足できる結果が出た」と話した。

梁泰栄はアテネ五輪の「悲運の主人公」。平行棒でスタートバリュー(出発点数)が10点満点の演技を披露したものの、審判陣が9.9点と間違えて計算し、米国のポール・ハムに引き離され、個人総合銅メダルに止まった。国際体操連盟(FIG)が一歩遅れて誤審を認め、韓国はスポーツ仲裁裁判所に提訴したが退けられ、金メダルを取り戻せなかった。

同日の競技場にはカナダ・ビクトリアで語学研修中の李ジュヒョン・アテネ五輪当時の国家代表コーチも出て試合を見守った。同氏は、「あの事件を経験し、多くの事を学んだ。これから同じような事が二度と起こらないように、指導者と選手が正確にルールを知って対応しなければならない」と述べた。

1位で国家代表に選ばれた梁泰栄は、来年豪州で行われる世界選手権大会で米国のポール・ハムと再び顔を合わせる可能性が高い。

しかし、梁泰栄は「誰かを念頭に置いて『その選手を下さなければ』という考えは持っていない。体操は自分自身との戦いであるからだ。もっと完全な体を作って、一層高いレベルの体操を駆使するのが目標だ」と淡々とした口調で言った。



金相洙 ssoo@donga.com