１ドル＝１０９０ウォン ９７年以来の最高値

米ドルに対するウォン相場がまたしても下落（ドル安ウォン高）した。

１６日、ソウル外為市場でドルに対するウォン相場は前日比１．７０ウォン安い１ドル当たり１０９０．３０ウォンで取引を終えた。

これは、１９９７年１１月２４日（１０８５ウォン）以来の最高値だ。

同日のウォン相場は、１０８９．３ウォンと１０９７．８ウォンを挟んで推移する不安定な相場展開となった。

国民（クンミン）銀行・外貨資金チームの盧相七（ノ・サンチル）課長は「国内の輸出企業は、ドルを大量に売っており、米国系を中心にした域外投資家たちは購入した」とし「外為当局の介入はなかった」と説明した。

ジョン・スノー米財務長官が「ドル高」支持方針を明らかにし、韓半島問題に対して保守的な見方を持っているライス大統領補佐官の新国務長官内定を受け、域外投資家のドル買いに拍車がかかったものと分析される。

一方、総合株価指数は前日比５．７２ポイント安い８７６．６１で引けた。

李𨩱容 lcy@donga.com