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韓国製電子製品、ブラジル市場で躍進

Posted November. 14, 2004 23:14,   

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▲急上昇している韓国電子製品の人気〓「この4〜5年で、韓国商品に対する認識が完全に変わりました。特に、LG電子のテレビは入店するや否や売れてしまいます。」サンパウロ市モエマ通りにある電子製品専門店「ファーストショップ」の総括マネージャーの話だ。

こうした人気に支えられ、LG電子は現在、ブラジルテレビ市場の24.5%、DVDプレーヤー市場の25%を占めている。また、三星(サムスン)電子とLG電子はブラジルのモニター市場の70%以上を掌握している。携帯電話も中・高価品市場で両社がそれぞれ40%以上のシェアを誇っている。

LG電子ブラジル法人の辺昶範(ビョン・チャンボム)マーケティング担当部長は、「1998年以後、ブラジル経済は厳しくなり、日本企業はほとんどが撤退したが、韓国企業はむしろマーケティングを強化したため、ブランド競争力が高くなり、最近は内需回復を追い風に高い実績を上げている」と説明した。

LG電子は最近、地元の経済専門月刊誌『ディネイル』が選定した電子通信分野の1位企業に選ばれた。

▲ブラジルの各都市、「韓国企業誘致」に尽力〓ブラジルの「シリコンバレー」と呼ばれるサンパウロ州カンピナス市は今年3月、三星電子の携帯電話工場を誘致する際、税金などの面で大きなメリットを提供した。三星電子中南米総括の任重浩(イム・ジュンホ)次長は、「社会主義傾向の強い労動者党(PT党)政権が発足したが、労働市場の柔軟性が高い上、労使紛争もほとんどなく、政府と地方自治体もとても協力的だ」と説明した。

また、サンパウロ市から北東へ150キロ離れているタウバテ市のLG電子工場は、携帯電話ラインの増設に向けての地ならし作業を進めている。タウバテ市はLG電子を誘致するため、1997年約50万坪の土地を無償で支援し、法人税、流通税などを減免するなどの支援を惜しまなかった。

▲中国との競争、激化の見通し〓盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は17日、サンパウロで開かれるKOTRA主催の「韓国一流商品総合展示会」に参加する。その前日、胡錦涛中国国家主席も同じ都市で開かれる中国商品展に足を運ぶ予定だ。

KOTRAサンパウロ貿易館の金健栄(キム・ゴンヨン)館長は、「ブラジルの資源を必要としている中国は、最近急速に両国関係の強化に乗り出しており、中国企業の進出も活発化している。南米最大市場のブラジルをめぐる韓国と中国の競争はもう始まった」と述べた。



朴重鍱 sanjuck@donga.com