アラファト・パレスチナ自治政府議長(75)の病状が悪化し、27日は一時、意識不明に陥るなど、危篤状態であるという。
数十年間、パレスチナの象徴的人物だったアラファト議長が亡くなると、最近のイスラエルによるガザ地区入植地からの撤退決定にもかかわらず、中東情勢に悪影響を及ぼしかねないものと見られる。
ロイター通信などの各国メディアによると同日、アラファト議長が住むヨルダン川西岸ラマルの議長府に、パレスチナの医療陣が大至急呼び出され、クレイ首相などの自治政府の高官らも議長府に集まった。
フランスに滞在中のソウハ夫人も28日、ラマルの議長府に到着した。
朱性元 swon@donga.com






