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ユネスコ「高句麗史は韓民族史」

Posted October. 27, 2004 23:09,   

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ブシュナキー・ユネスコ事務局長補とユネスコ傘下の非政府組織(NG0)である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)のペットジェット会長など文化財専門家らが、27日、高句麗(コグリョ、B.C.37〜A.D.668)の古墳は、韓民族の遺産だとの点を確認する勧告案を発表した。

文化財庁当局者は「中国が高句麗史を自国の歴史の一部だと主張して以来、ユネスコとICOMOS関係者が、高句麗の古墳が韓民族の遺産であることを文書でもって認めたのは今回が初めてだ」と明らかにした。

ブシュナキー総長補らは、この日、ソウル・タワーホテルで文化財庁とユネスコが共催したシンポジウム「高句麗古墳の保存と管理」で、北朝鮮内にある高句麗古墳の保護・保存に向けた努力を、南北(韓国・北朝鮮)に要請する勧告案を採択した。勧告案には「韓民族(Korean People)の豊富な過去を表現している高句麗古墳の卓越した人類普遍的な価値を認める」と明示されてある。

この日の勧告案採択には、ユネスコとICOMOS関係者をはじめ、中国文化遺産研究所の常任技術者の李フンスン氏、フンファンアカデミーの李チュイシュン副所長、日本昭和大の増田和彦教授、韓国蔚山(ウルサン)大のチョン・ホテ教授など20人が参加した。今年6月、世界遺産委員会(WHC)総会で、ソラー・ICOMOS財務担当官が「韓国は古代の高句麗・百済(ペクジェ、B.C.18〜A.D.660)・新羅(シルラ)の3部族からなっている」と発表したことがあるが、正式な文書には採択されなかった。

勧告案は、また北朝鮮に対し△文化史跡地と記念物を保護・保存するため文化遺産担当機関の役割を強化すること、△高句麗遺跡の保護と管理に向けて努力することを、韓国に対しては△世界遺産地域に対する持続的なモニタリング、△北朝鮮との協力−−をそれぞれ注文した。



權宰賢 confetti@donga.com