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資金と人、忠清地域に集まる 全国の人口移動は大きく減少

資金と人、忠清地域に集まる 全国の人口移動は大きく減少

Posted August. 17, 2004 21:28,   

首都移転地域に確定した忠清南道(チュンチョンナムド)の公州(コンジュ)市と燕岐(ヨンギ)郡を含む忠清道地域に、資金と人が集まっているという調査結果が出た。また、不況の煽りを受けて、居住地を変更する移動人口が16%も減少した。

17日、統計庁と韓国銀行によると、今年第2四半期(4〜6月)の忠清地域への純移動人口(転入人口から転出人口を引いた数値)は1年間で4倍に増え、金融機関の融資増加率も全国で最も高いという。統計庁は今年第2四半期の忠清地域の純移動人口は8072人で、昨年同期(1972人)の4.1倍に達すると発表した。

これは政府による首都移転事業や忠清南道牙山市(アサンシ)の湯井(タンジョン)先端工業団地開発などによって、外地人の流入が増えている上、忠清地域を離れていた住民が再び「Uターン」しているためと分析される。

特に首都移転候補地として取り上げられていた天安(チョンアン)市の場合、今年第2四半期の純移動人口が昨年同期の3.0倍である8016人と、忠清地域33の市郡区のうち転入超過1位を占めた。首都移転地域に確定した燕岐郡は昨年同期に比べて23.3倍の2838人で、昨年の9位から2位へ躍り出た。

さらに韓国銀行が出した「04年上半期の融資動向」によれば、忠青地域の融資増加率は6.14%と全国で最も高く、続いて京畿道(キョンギド)6.11%、慶南道(キョンサンド)4.6%、ソウル3.1%、全羅道(チョルラド)1.4%などの順となった。

一方、統計庁は、不況と不動産市場の低迷で今年第2四半期の人口移動が3年9ヵ月ぶりに最低水準に落ちこんだと発表した。同期間に居住地を移した総移動者は204万3623人で、前期に比べて16.9%、昨年同期対比16.4%が減少した。これは総移動者が191万438人だった00年第3四半期(7〜9月)以後最も低い数値だ。

統計庁はこれについて、「不況がと不動産景気の低迷が続き、人々が移動を控えたため」と分析した。



孔鍾植 李康雲 kong@donga.com kwoon90@donga.com