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重量挙げのムトルが五輪3連覇達成 「次は北京で4連覇」

重量挙げのムトルが五輪3連覇達成 「次は北京で4連覇」

Posted August. 16, 2004 22:19,   

「僕の情熱と魂を全て投入してバーベルを持ち上げた!」

トルコの「小さな発電機」ハリル・ムトル(31)が五輪重量挙げで金メダル3連覇を達成した。ムトルは16日、アテネのニカイア重量挙げ競技場で開かれたアテネ五輪男子56kg級競技で、トータル295kg(スナッチ135kg・ジャーク160kg)をマークし金メダルを獲得した。

ムトルは96年アトランタ五輪では54kg級に出場して優勝し、00年シドニー五輪と今回のアテネ五輪では56kg級に出場して金メダルを手にした。

五輪で3連続金メダルを達成した重量挙げ選手は、ムトルをはじめ、「小さなヘラクレス」ナイム・スレイマノグル(37・トルコ)とピロス・ディマス(33・ギリシャ)、アカキオス・カキャシビリス(35・ギリシャ)の4人だけ。このうち、ディマスとカキャシビリスは今大会の重量挙げで85kg級と94kg級に再出場し、史上初の五輪4連覇に挑戦する。

1m50と小柄のムトルはブルガリアで生まれた。少数民族ゆえに受ける迫害から逃れて、16歳でトルコに移住、18歳の頃からバーベルを握った。口ぐせのように「僕の英雄はスレイマノグルだ」と語っていた彼は、スレイマノグルがズボンのポケットに手を突っ込んで歩く姿を真似るほど、彼に似ようと努めた。

ムトルは過去9年間に出場した各種国際大会で負けたことがない。しかし、彼の「英雄」だったスレイマノグルは、ムトルは今大会でこれといった成績を出せないだろうと予想していた。昨年負った肩の負傷がひどかったうえ、体重が増え続けて、一時は62kg級にクラスを上げたこともあったためだ。

しかし、トルコ語で「幸せ」を意味する名前のムトルは挫折しなかった。「一番大事なのは、僕が重量挙げを愛し、競争することが好きだということ。10代の選手のように懸命に練習した。僕が強いのは練習を沢山したからだ」と彼は語った。たゆまぬ訓練のおかげで、彼はリハビリと体重減量に成功し、再び56kg級で世界を制覇した。

彼は08年の北京五輪では62kg級に出場すると話した。五輪4連覇に挑戦するとの決意を明らかにしたもの。

中国の記者が尋ねた。「もしかしてライバルである中国のウィ・メイジンを恐れてのことですか」。

ムトルは答えた。「決して彼を恐れたことはない。僕は勝つすべを知っている。僕の唯一の敵は体重さ」。



李元洪  bluesky@donga.com