軍の内外で、尹光雄(ユン・グァンウン)国防長官の型破りな行動が注目を集めている。一昨日の全軍主要指揮官会議で尹長官は、従来の上意下達式の指示伝達方式を改め、「討論式会議」を行なったという。尹長官は、会議後に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と軍指揮官の昼食会が予定された大統領府へ移動する際、専用車を利用する慣例をやめ、将軍らと共にバスに同乗した。昼食会に出席した将軍らは、尹長官が大統領に隔意なく進言する姿が印象的だったと話した。
◆尹長官は将軍のための推薦図書も示した。『アメリカン・ジェネラルシップ(American Generalship)』と『国防変革(Defense Transformation)』という本だ。米国の退役・現職の将軍数百人にインタビューをして書かれた『アメリカン・ジェネラルシップ』は、立派な将軍の必須徳目を11項目に整理した本だ。「品性が最も重要だ(Character is Everything)」という副題が語るように、常識的な内容が大半である。『国防変革』は尹長官が国防補佐官時代に、国防大学院で開かれたセミナーで紹介したこともある、国防改革分野の入門書だ。
◆これらの本を通じて、尹長官が言おうとしたメッセージは何か。尹長官は『アメリカン・ジェネラルシップ』で印象深かった個所として、第2次世界大戦の時、連合軍総司令官だったジョージ・マーシャル将軍がある政策を巡ってトルーマン大統領と対立したが、一旦政策が決まったら、これに徹底的に従ったという内容を挙げたという。一方、国防改革は尹長官の就任第一声である「国防部文民化推進」と表裏の関係である。
◆予備役将軍出身の尹長官が、今更に「将軍の道(ジェネラルシップ)」を持ち出す意図は何か。さらに気がかりなのは、尹長官が「大統領の前でも言うべきことは言う将軍」を強調したのか、「一度決まった政策には絶対従う将軍」の方に重心を置いたのか、という点である。軍事政権の終焉から11年も経ったのだから、今はむしろ「言うべきことを言う将軍」が必要な時ではないだろうか。しかし、一昨日の大統領と軍指揮官の昼食会で、将軍らがどのような発言をしたのか、ほとんど紹介されなかった。
宋文弘(ソン・ムンホン)論説委員songmh@donga.com






