「もう1cm転がってくれたら…」
17番ホール(パー5)。約3mの距離から朴セリ(CJ、27)がバーディーパットしたボールが、左から右に流れた。しかし、力が足りないボールは少し早めに曲がり、悔しくもゴールカップを通り過ぎた。その差はわずか1〜2cm。
ボールを見守っていた朴セリは、体を反らし過ぎて後ろに倒れるところだった。朴は「入ると思った」と話す。
それまでメグ・マローン(米国)、カレン・スタップルズ(英国、以上16番ホールまで)とともに6アンダーで首位タイ。このバーディーパットさえ入ったなら、単独首位になる場面だった。
朴セリは18番(パー5)でも5mのバーディーパットを逃して、打数を減らすことができなかった。勝負の分かれ目だった最後の2つのパー5のホールで1打も減らせなかったのが敗因だった。次の組だったメグ・マローンは、18番ホールで朴セリとほぼ同じ方向から、3mのバーディーパットに成功した。結局、この1打で優勝杯はこのベテランのものとなった。
朴セリは米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーのジェイミー・ファー・オーエンス・コーニング・クラシック(賞金総額110万ドル)で、全英女子オープンの優勝者カレン・スタップルズと並んで準優勝した。
9日、米オハイオ州シルバニアのハイランド・メドーズGC(パー71)で行われた最終ラウンド。朴セリは5バーディー、2ボギーで3アンダーをマークし、最終合計6アンダー、278打となった。優勝は今年全米オープンのチャンピオンである41歳のメグ・マローン(7アンダー、277打)が獲得した。今季3勝目。
これで朴セリのLPGA史上2人目の単一大会5回優勝の大記録は、次の機会に回された。
しかし、朴セリは5月のミケロブ・ウルトラ・オープン優勝から8大会ぶりにトップ10入りし、スランプ脱出に成功した。朴は「このゲームで自信を取り戻した。再び自分のスタイルの試合ができてうれしい」と話した。
金相洙 ssoo@donga.com






