Go to contents

放送演技者労組、アンケート

Posted August. 02, 2004 22:19,   

タレントの84.7%が正式シナリオでないファックスやメモになっているシナリオを受け取って、撮影現場で台詞を即席暗記する難しさを経験したことがあることが分かった。

韓国放送演技者労働組合(李ギョンホ委員長)が3月8日から1ヶ月間、世論調査専門機関であるハンギルリサーチに依頼して、タレント支部組合員301人を対象にアンケート調査を行った結果、このような結果が出た。

シナリオの遅れによる難しさを経験したことが「ない」という回答は7.0%であり、8.3%は「明らかにすることができない」と答えた。

しかし、タレントらは現代劇の場合、遅くても7日前に、時代劇の場合は10日前にシナリオが出なければ、録画や撮影に支障をきたすと大部分回答した。現代劇のシナリオは撮影7日前(36.5%)、5日前(26.5%)、3日前(16.9)の順で、適正なシナリオ発行日との回答があった。時代劇は撮影10日前(34.6%)、5日前(32.6%)、7日前(14.6%)の順だった。

一方、「実力のあるプロデューサーがドラマ演出を引き受ける機会が公正に与えられると思うか」という質問には、56.1%が「そうではない」と答えて、否定的な意見が過半数を占めた。これはプロデューサーのドラマ演出決定に、実力より他の要因がより大きく働くという指摘として注目される。

タレントの中で「外注制作会社から不利益を受けた経験がある」と回答した人は49.5%であったし、「ない」と答えた人は34.2%だった。不利益の形では「出演料の未払い及び引き延ばし」(68.5%)が最も多かったし、「無名の大部屋俳優や新人俳優たちとの撮影」(56.4%)、「野外撮影費処理の不十分」(39.6%)、「劣悪な作業環境」(26.8%)の順だった。

演技者労組の金ギボク事務総長は「遅れた原稿執筆のため演技者たちは台詞暗記にストレスを受けており、練習時間不足で、能力を十分発揮できずにいる」と話した。



金善宇 sublime@donga.com