「歴史の整理は、善悪や処罰ではなく和解と未来のためだ」。
ヨルリン・ウリ党の辛基南(シン・ギナム)議長が1日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が提案した歴史の包括的真相究明と清算作業に向け、党内に「真実・和解・未来委員会(仮称)」を構成することを明らかにした。
辛議長は同日、永登浦(ヨンドゥンポ)の党本部で記者懇話会を開き、「21世紀の情報化、知識文化、改革の時代に進むために、日帝強占領期間や過酷な冷戦時代、軍事独裁時代の暗い遺産を整理していかなければならない」として、このように述べた。
辛議長が提案した「真実・和解・未来委員会」は、南アフリカ共和国がマンデラ元大統領政権後、人種差別政策に対する真相究明作業のために94年に設置した「真実和解委員会(Truth and Reconciliation Commission)」を借用したもの。
事実に対する究明作業は徹底的に行い、法的・道徳的責任に対しては広範囲な和解を追求するというもので、昨年の大統領選資金捜査の際、金槿泰(キム・グンテ)統一部長官(当時与党幹部)が包括的解決策として提示していた。
辛議長は、「ハンナラ党と膝を突き合わせて論議したい。ひとまず、党内に委員会構成を推進し、国会に設置したい」とハンナラ党の賛同を求めた。
このアイディアは、「未来に向かって進まなければならないのに、政権与党は過去の問題にばかりしがみついている」というハンナラ党の反撃に対抗して、盧大統領の歴史解決策を支えるために、閔丙ドゥ(ミン・ビョンドゥ)企画委員長が提案したという。歴史及び国家アイデンティティを巡る与野党の攻防で、大義名分と主導権を取り戻すという布石が敷かれているということだ。
ハンナラ党は、直ちに辛議長の提案そのものに背後にある政治的意図を問題視した。名称を「真実・和解・未来」で包装したが、窮極的には朴槿恵(パク・グンヘ)代表を縛りつける計算が内在していると主張した。
ハンナラ党の任太熙(イム・テヒ)スポークスマンは同日、記者たちと会って、「歴史を暴き出すことは、国会や政界の本分ではない」とし、「辛議長は、そのような委員会構成に先立って、すでに与・野党が構成に合意した雇用創出と規制改革など6つの国会特委を速やかに稼動させるべきだ」と主張した。
李貞鉉(イ・ジョンヒョン)副スポークスマンも論評で、「盧大統領が歴史に執着することは、経済難などの『現在史』の解決に自信がないためであり、人為的に政局混乱を作り出し、苦境から抜け出そうというものだ」と批判した。
一方、朴代表は先月31日、「維新独裁」に対する与党の攻勢に対して自身のミニ・ホームページに、「最近の暑さ同様、私も困難で大変な日々を耐えている」と述べ、「誰であれ何の困難もなく生きていくことは簡単なことではない。程度の差はあれ、立ち上がってこそ意味がある」と書き込み、心境の一端を吐露した。
鄭然旭 鄭用𨛗 jyw11@donga.com yongari@donga.com






