
●戦術運用
二人とも4—4—2フォーメーションを好む。組織力を備えたとき、ずっと攻撃的でさまざまな戦術を駆使できるためだ。
ヒディンク元監督は01年初め就任して4バックを基本システムに選択した。しかし、結局3—4—3フォーメーションに切り替えた。01年中盤まで4—4—2にこだわっていたが、同年末3—4—3へ変更した後、02年初めしばらく3—5—2を取り入れたが、ワールドカップ(W杯)直前に再び3—4—3に切り替えて4強神話を創り上げた。
ボンフレール監督も最初は4—4—2だった。しかし、アジアカップが差し迫っていて準備時間が足りず、直ちに3—5—2に切り替えてから、大会途中3—4—3に変更してとりあえず効果を上げた。ボンフレール監督は、「フォーメーションは相手によっていつでも変えることができる」と話しているため、アジア杯が終わったら、再び多様な実験が行われるものとみられる。
ヒディンク元監督は最初の5試合で1勝2引き分け2敗、ボンフレール監督は3勝2引き分け。サッカーは相対的なスポーツなので、同じ基準で比較するわけにはいかないが、一応スタートはボンフレール監督の方が良い。
●用兵術
二人とも徹底した競争システム。有名度を全然気にしない姿が似ている。訓練や試合中にちょっとしたすきが見えても、怒鳴りつける。訓練する姿勢とコンディションによってエントリーを組む。選手ひとり一人の特性と心理状態まできめ細かに記録するのも変わらない。コーチングスタッフとの関係ではヒディンク監督は「帝王的」。韓国人のコーチたちが割りこむ隙を与えず、スケジュールをしきりに変えるなど気まぐれが激しかった。
一方、ボンフレール監督は戦術運用をめぐって許丁茂(ホ・ジョンム)首席コーチと積極的に討論するなどオープンな姿勢を見せている。多血質的な気質もあるが、ヒディンク元監督に比べて物静かで落ち着いているというのが協会関係者の評価。
○ライフスタイル
このところで二人の監督は大いに異なる。ヒディンク元監督が貴族型だとすれば、ボンフレール監督は庶民型。
ヒディンク元監督は服、ネクタイ、靴、時計などブランド品が好きだった。マスコミに顔を出すことを楽しみ、自分が話した言葉が取りざたされるのをひそかに望んだりもしていた。恋人のエリザベスを憚りなく同行して旅行するなど、人の視線にも気を使わなかった。
しかし、ボンフレール監督は、「自分の仕事だけきちんとやればいい」というふうなまじめなスタイル。ボンフレール監督はいつもティーシャツにシンプルなズボン姿だ。ネクタイもあまり締めないので、田舎の素朴なおじさんのようだ。外貌を気にするよりもっぱらサッカーにのみ集中する。「言うことがない」としてインタビューも避ける。休憩の時間にもサッカー関連の本を読む彼にはいつも汗の匂いがする。
梁鍾久 yjongk@donga.com






