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「双竜車売却」、中国上海車と交渉

Posted July. 23, 2004 22:01,   

双竜(サンヨン)自動車債権団が23日、中国上海自動車(SAIC)を双竜車買収優先交渉対象者に選定したことから、双竜車の主人探しが成功するかどうかに関心が集められている。

米ゼネラルモーターズ(GM)と合弁関係であるSAICが双竜車を買収すれば、GM大宇(デウ)車とどんな形であれ協力関係を結ぶとみられるので、韓国の自動車市場の版図も大いに変わるものと予想される。

△売却成功の可能性が高い=朝興(チョフン)銀行など債権団は同日、双竜車買収意向書を渡され評価した結果、SAICが最高点数を得たので、優先交渉対象者に選定したと発表した。

債権団は、SAICが中国最大の自動車企業で、専門性を取り揃えており、双竜車の中国市場進出にも有利だという点を高く評価したと発表した。

価格など具体的な売却条件は27日、ソウルで、債権団とSAICが了解覚え書きを交換した後発表する予定だ。しかし藍星グル−ムが提示した売却価格より低い水準で決められると知られ、「安売り売却」との理由で問題が生じる可能性も残っている。

債権団は9月末まで、本交渉をし、10月末まで売却作業を終了するという計画。しかし、双竜車労組がSAICに雇用保障などの条件を提示しており、売却交渉の最後の変数として作用する展望だ。

△自動車市場は両強体制に再編される=SAICは中国現地の「上海GM自動車」持ち分を、GMと50%ずつ分け持っている。また、韓国のGM大宇車の持ち分も10.6%保有している。

このため、双竜車買収過程で、GM大宇車も双竜車に一定の持ち分を投資する可能性が提起されている。また、SAICが双竜車を買収すれば、GM大宇車と販売、生産などでどんな方式であれ協力して、韓国市場を積極攻略するものと予想される。

韓国の自動車業界も今まで独走して来た「現代・起亜(ヒョンデ・キア)」と「GM大宇・双竜」の両強構図に再編される可能性が高くなった。昨年、現代車と起亜車の乗用車内需史上シェアはそれぞれ42.4%、22.5%であり、GM大宇車と双竜車は11.6%と12.5%だった。

藍星グル−ムは中国の国営企業で、フォルクスワーゲンおよびGMと合弁して、現地で上海フォルクスワーゲン、上海GMを共同運営している。上海フォルクスワーゲンは昨年、中国で自動車生産および販売高でトップを記録した。上海フォルクスワーゲンと上海GMは昨年、総60万台の自動車を生産した。売り上げ高は昨年、117億4000万ドル(約14兆880億ウォン)で、今年は130億ドル(約15兆6000億ウォン)を越えるものと予想されている。



朴重鍱 丁偉用 sanjuck@donga.com viyonz@donga.com