大統領府は20日、北朝鮮警備艇の西海(ソヘ・黄海)上の北方境界線(NLL)侵犯したときの南北間交信内容を韓国軍が大統領に報告しなかった事件と関連して、一部マスコミに交信内容が流出したことに触れ、国防部に対して事実上の強い警告を発した。このため、大統領府と軍との葛藤が増幅される様相を呈している。
尹光雄(ユン・グァンウン)大統領国防補佐官は同日午後、大統領府記者クラブの春秋館(チュンチュグァン)で記者会見を行い、「一部機密事項が流れたことに対して深刻な憂慮を表明する」とし「安保チーム(国家安全保障会議)から鉠永吉(チョ・ヨンギル)国防部長官に憂慮の意思を伝えており、国防部では別途の措置を取るだろう」と明らかにした。
また、尹補佐官は「大統領指示の本質を歪曲して、国論と国軍を分裂させる一部マスコミの報道は甚だしく憂慮される」とし「国軍に対する名誉毀損であり、冒涜にもなりかねないため、軍のために冷情な報道をしてもらいたい」と、報道に自粛を要請した。
大統領府は前日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が国防部中間調査の結果について報告を受けた後、報告漏れの経緯に対して追加調査を指示したにもかかわらず、国防部側が2級軍事機密にあたる南北間の交信内容を一部マスコミに流すなど、「組織的なマスコミプレー」をしたとみているという。
大統領府の主要関係者は「盧大統領はNLL侵犯事件が発生した初期に南北間で交信があったのか、交信があったとすればその内容は何なのかを正確に報告しなかった経緯について補強調査を指示した」とし「それなのに大統領の指示事項の本質を歪曲して、事態を違う方向に持って行こうとする動きがあるようだ」と話した。
また、他の関係者は「軍事機密の流出行為は国家綱紀を乱す行為にも受け取れる」とし「調査果に従って、そのような点が確認されれば厳重に問責する」と明らかにした。
一方、国防部の調査結果、14日にNLLを侵犯した北朝鮮警備艇は韓国軍の最初の説明とは違い、南北が合意した「漢拏山(ハルラサン)」という呼び出し信号で韓国側の艦艇に8回呼び出したことが明らかになり、軍が北朝鮮側との交信内容を縮小しようとしたのではないかという疑惑が持たれている。
また、北朝鮮警備艇は交信過程で「韓国側艦艇が海上の軍事境界線を侵犯した」と主張した事実も新たに明らかになった。
金正勳 崔虎元 jnghn@donga.com bestiger@donga.com






