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「斗山突風」見直される金ギョンムン監督の采配

「斗山突風」見直される金ギョンムン監督の采配

Posted June. 29, 2004 00:00,   

「最後のカードにいつも『メード』になりますね。ハッハッハ」

カードゲームをやってみると、必ず最後の1枚を待っていたカードが来て勝つ場合がある。するとその日は「大当たり」の日だ。

斗山(トゥサン)の金ギョンムン(46)監督は最近の上昇ムードについて、「切り札を切る」と表現した。運が良いという話。

しかし、今季斗山が1位をキープしているのを運のせいにだけすることはできない。28日現在、39勝1引き分け30敗で単独首位。シーズン前、専門家がためらうこともなく最下位になると予想したチームに、どうしてこうした成績が挙げられるのだろうか。その中心には金ギョンムン監督がいる。

▲スクイズバントはない〓金監督は今季の70試合で一度もスクイズバントのサインを出したことがない。

「チャンスは多かったですけど、どうも気が進まなかったですよ。ファンもバッターが打つ姿が見たいはずです。選手たちも無理して絞り出す点数よりは打って自ら解決する時、さらに自信を付けるものですから」

それほど、ファンが追い求める攻撃野球をするという話だ。彼にこんな質問をした。「0—0の同点9回裏1死3塁の場面でサヨナラ・スクイズのサインを出すか」。金監督は、「いや、そんな野球はやりたくない」と言い切った。9回裏のサヨナラ・スクイズは実はもっとも「気が抜ける」作戦だ。

▲引き分けがない〓斗山は今季引き分けがただの1試合に過ぎない。金監督が一番嫌うのが引き分け。

「引き分けは負けることよりもっと悪いと思います。延長戦に持ち込まれると、投手も疲れますし、野手たちも疲れて次の試合に響きますので、勝っても負けても損します。試合終盤、引き分けに持ち込むための作戦は使いません」

▲選手を信じる〓24日、仁川文鶴(インチョン・ムンハク)競技場でのSK戦。1—2でリードされた9回、無死1、2塁のチャンスが来た。打席は中心打者の洪性炘(ホン・ソンフン)。誰もが例外なく送りバントのサインを出す状況だ。しかし、金監督は代わりに強攻作戦を選んだ。どうしてだったのだろうか。

「うちのチームで打点が一番多い選手が洪性炘だ。その選手を信用しないで誰が信用できると言うのか」。洪性炘は三振で退いたが、後続打者の安打で斗山は5—2と逆転勝ちした。

▲名前にこだわらない〓斗山は今季に入って主力メンバーになった新人が多い。ソン・シホン、カン・ボンギュ、ユ・ジェウン、李スンジュン…。昨年の締めくくりの訓練と冬季訓練を通じて金監督の目にとまった選手たちだ。金監督は名前は知られていないが可能性のあるこの選手らを主戦力として起用し、みんなに自分の役割を全うさせた。

27日の韓火(ハンファ)戦では左腕に強い李スンジュンを5番に置いた。李スンジュンは決勝ソロ本塁打で監督の期待に応えた。今年の斗山の野球はいつもこうしたパターンだ。監督は選手を信じて選手はそれに応える。



金相洙 ssoo@donga.com