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SBS「ソロモンの選択」が100回目

Posted June. 24, 2004 22:44,   

結婚して3年目の会社員が、妻でない他の女性と野球場に行った。彼の妻はテレビの生中継で二人が一緒にいる場面を見て離婚を通告する。男は自分の許諾なしに自分の姿を放送した放送社に損害賠償を請求する。彼は果して賠償をしてもらえるのだろうか。

日常の事件を通じて多様な法解釈に易しく接近するSBSの教養番組、「ソロモンの選択」(土曜午後6:50)が26日、100回を迎える。02年7月初放送されてから今まで460種の法律情報を紹介した。

毎週、視聴者たちがインターネットに載せる事情と、ソウル大法大生たちの勉強会で集めた判例、消費者保護院を通じて集まる素材は100個あまり。製作陣は高承鄹(コ・スンドク)弁護士など4人で構成された「ソロモン法律団」の諮問を受けてこのうち3、4個を脚色する。

放送では再現ドラマが出た後、芸能人パネラーたちと一般人たちが意見を言い、最後に「ソロモン法律団」が法を根拠に「判決」を下す。

同番組は債券消滅時限のような金銭問題と、建物屋上の使用権が屋上部屋を借りた人と建物主のうち誰にあるかなど、日常で起こり得る問題を扱う。

このうち特に、視聴者たちが放送を見てから実生活に多くの参考になったというのは夫婦問題だ。「姑が亡くなるまで一緒に暮らしながら世話をした妻が、今度は自分のお母さんと同居したいと言った。だが、主人は反対した。これは離婚事由になるのか」という質問が出たことがある。この時、非専門家のうちほとんどの女性と多くの男性たちは主人が悪いと言ったが、専門家たちは離婚事由にならないという判決を下した。妻のお母さんが経済的に自立しており、扶養の義務は必ずしも同居しながら世話をすることを意味するのではないとの理由からだった。

アン・ボムジンPDは、「これは法解釈と一般人の法感情が一致しなかった良い事例で、この番組を面白くする要因だ」と言った。

MCのイム・ソンフン氏は、「30年間番組司会をしてきたが、一番大変だ。専門家たちの客観的見解と芸能人パネラーたちの主観的話を、中間で上手く繋げなければならないためだ」と言った。

26日の100回特集では、イム・ソンフン氏が初めて再現ドラマに出演する。歌手への未練を捨てられず会社を辞めた後、アルバム制作者に1000万ウォンを騙し取られる40代家長役だ。イム氏はエルビス・プレスリーのように着飾ってプレスリーのヒット曲、「バーニング・ラブ(Burning Love)」を熱唱する。「ソロモン法律団」も全員、タレントのクム・ボラ、ギャグマンのピョ・インボンなど芸能人パネラーと一緒に再現ドラマに挑戦する。



趙慶福 kathycho@donga.com