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[オピニオン]作家の原稿料

Posted April. 13, 2004 22:34,   

文章を書いて暮らすということが、どれほど大変なことかを知っている人は、みな知っている。夜を徹して原稿を書いても1枚3000〜5000ウォンの原稿料をもらうのが精一杯だ。100枚の原稿を書いても税抜きの稿料は50万ウォン弱だ。億台の稿料をもらう人気作家もいるが、彼らはほんの数人に過ぎない。彼らが人気作家になるまでの並々ならぬ努力と創作の苦痛を勘案すれば、これも決して高いとは言えない金額だ。

◆文化部の「2003文化芸術家実態調査」で、調査対象芸術家1947人のうち30.9%が創作活動と関連する収入が全くなく、月収20万ウォン以下が全体の半分を占めた。文学人のみを大象に月平均の収入を調べた結果、100万ウォン以下が39.5%を占めており、101万〜200万ウォン=26.0%、201万〜300万ウォン=19.0%、301万ウォン以上=15.5%であることが分かった。他の調査では専業作家の平均月収が勤労者の最低賃金56万7260ウォンの半分である28万ウォンに過ぎなかった。

◆文化部がこのような現実を勘案して、文芸振興基金などを通じて作家の原稿料を直接支援する案を推進するという。来年から文学雑誌に作品を載せた作家に、詩は1編当り10万ウォン、小説は原稿紙1枚で1万ウォンずつ稿料を支給し、段階的に稿料を高めていくというのだ。しかし、文壇の内外では憂慮の声も出ている。全国で発行される175種の文芸紙から、どのような基準で支援対象の10種を選び出すというのか、結果的にコードの合う作家だけを選別・支援することになるのではないか心配だという。

◆東西古今を問わず、立派な文学作品は大部分貧乏と孤独の中から生まれた。遡らなくても、J.K.ローリングの『ハリーポッター』が政府の原稿料支援で書かれた作品だという話は聞いたことがない。お金はややもすれば毒になることもある。それゆえ、志ある人たちは作家に対する新しい文物と経験の機会提供、創作及び講演収入に対する税制優待、図書購入費などに対する所得控除、作家医療保険及び老後年金制度の方がもっと望ましいと強調する。とにかく作家が政府から直接原稿料をもらうというのは悲しい現実だ。

呉明哲(オ・ミョンチョル)論説委員 oscar@donga.com