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[オピニオン]アーノルド・パーマー

Posted April. 12, 2004 22:43,   

ゴルフがうまくできない理由は366種だと言う。1年365日毎日一つずつ理由を挙げてももう一つあるほど言い訳が多いということだ。「練習不足で」「久しぶりに出場したので」のような単純な理由から、「クラブを替えて」「新しいボールで打ったので」のような「装備交替論」に加え、「このごろ飲み過ぎて」「前日葬式に行って来て」「朝、妻が愚痴をこぼして」のような「コンディション不調論」など多様だ。しかし、何といっても圧巻は「なんだかうまく行かない」という「不可知論」だ。

◆12日終わった今季マスターズのもう一つの話題はベテランゴルファー、アーノルド・パーマー(75)の「最後のラウンド」だった。50年連続マスターズに出場して4回も優勝を獲得し、12回もトップ10入りしたパーマーは2ラウンド合計24オーバーパー168打で、93人のうち92位を記録し、カットオフでマスターズの最後を飾った。パーマーは1955年初めてマスターズに出場して以来、一度も欠かさず出場して大会歴史の3分の2を見守った生きた証人だ。

◆ベテランのパーマーが大会場のオーガスタ・ナショナルゴルフ場で最後のラウンディングをしている間、数千人のファンが18ホール終始パーマーの後に沿って起立拍手で引退を祝福してあげたと外信は伝える。「75歳という年齢はパーマーにとってはただの数字に過ぎない」とAP通信は報じた。ファンが歓呼を送る度に特有の魅力的なウィンクと親指を揚げて見せるジェスチャーでお礼を示したパーマーは、最後のラウンドを終えた後「すべてのことは終わった。終わったから私が幸せだということは言わない。しかし私のために終えたという話はしなければならないとき」と、震える声で言った。

◆マスターズで4回にわたって優勝している間、まだ世の中に生まれてもいないタイガー・ウッズのような選手と試合をし、1983年36位タイをマークして以来、たった一度もカットをパスすることができないながらも大会に連続出場したパーマーの心境は果してどうだっただろうか。明らかなことはパーマーがたった一度も自分の不振に言い訳をしなかったということだ。一生出場権を持っていたパーマーは「競争力のない選手はマスターズに出場しない方がいい」とし、大会の権威のために自ら舞台から降りて伝説の中に消えた。

呉明哲(オ・ミョンチョル)論説委員oscar@donga.com