我が国の女性が一番耐え切れないのが「男同士で軍隊時代の話で盛り上がることだ」という話がある。ひいては男たちが「軍隊でサッカーをやった話」を切り出せば、隣にいた女はみんな逃げてしまうとか。大韓民国の男にとって「軍服務」という共通の思い出が持つ強い吸引力を物語る笑い話だ。男たちは初対面の人でも軍番を合わせてみて、軍隊時代の経験を比較しながらすぐに親しくなったりする。
△予備軍訓練場の思い出も軍服務の時のそれに劣らない。除隊後しばらくは動員予備軍訓練を受けるために数日間職場に行かなくてもよいときは、それでも自分が「若い」という考えで世の中が甘く見える。普段はしっかりしている人がいわば「カエル服(予備軍服)」を着れば、どうもねじの抜けたように姿勢が崩れたりするのも、そうした若さの捻じ曲げられた現われだっただろう。そうするうちにある年から予備軍訓練の通知書が来なくなると、男たちは年取っていく自分の姿を実感し始める。「弟分の現役兵の指示にびくともしなかった」予備軍訓練場での思い出もだんだん薄れていき、その代わりに家族を養わなければならない家長としての責任感が重くのしかかる。
△男たちの「専有物」がもう一つ消える模様だ。陸軍隷下の正式組職としては初めて「女子予備軍小隊」が創設されるというからだ。江原春川市南山面(カンウォン・チュンチョンシ・ナムサンミョン)に住んでいる女性65人がその主人公だ。30代から60代までの様々な年齢層に、家庭の主婦から商業、農民まで職業もまちまちの女性らが重い鉄兜に予備軍服を着て訓練で汗を流す姿を想像すれば、にっこりと微笑みが漏れてくる。中には息子を軍隊に行かせた母親もいるというから、改めて熱い母情が感じられる。
△イスラエルの女性は男たちとまったく同じく13歳から軍事訓練を受け始めて、2年間の義務服務を終えた後、50歳まで予備役に編入されるという。かつて良妻賢母を美徳として讃えた我が国でも軍隊に志願入隊する女性が日増しに増えている。女子予備軍だとしておかしくみる必要がまったくない理由である。とにかく、このままいけば、もしかして女性同士が軍隊時代と予備軍訓練の話で男たちを見放す日が来るのではないだろうか。
ソン・ムンホン論説委員 songmh@donga.com






