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障害者スキーヤー、夢はトリノの「金」獲得

障害者スキーヤー、夢はトリノの「金」獲得

Posted February. 18, 2004 22:50,   

スキーが白い雪の上を滑るたびに鋭い摩擦音がした。スキーエッジが雪を掘り下げ、絶妙な方向転換が行われた。左に、右に、そしてジャンプまで…。

見事な滑降姿は一般スキーヤーと同じだが、違うのはスキーが一つだけということだ。ハン・サンミン(25、韓国体育大学)は座って足を縛って乗る、モノースキーの障害者選手だ。

18日、茂朱(ムジュ)で開幕した第85回全国冬季体育大会。同日、シルクロードコースで行われたアルペンスキーのスーパー大回転に先立ち、障害者スキーヤーによる公開競技が行われた。国内にはまだ障害者スキー大会がないので、冬季体育大会が開催される度に行われる公開競技だ。

同日、出場した障害者選手は合わせて4人。このうち、金ホンビンとチョン・ウォンドゥはジャンプを試みて倒れてしまい、完走することができなかった。しかし、国家代表のハン・サンミンは1分43秒74の記録で見事に完走して拍手を浴びた。

男子部スーパー大回転1位の記録が1分13秒84だから、一般選手とは約30秒ぐらいの差がある。しかし、下半身を使うことができないため、上体と腕だけを使ってこのぐらいの記録を出したというのはすごいことだ。

ハン・サンミンは2002年ソルトレークシティー障害者冬季五輪で、韓国アルペンスキー史上初めて銀メダルを取った選手だ。「シーティング(seating)スキーLW12−1(腰を使うが、歩けない障害者のための競技)」の大回転種目であった。

先天性の小児麻痺を患ったハン・サンミンがスキーに入門したのは96年。龍坪(ヨンピョン)で開かれた障害者のためのスキーキャンプに参加した後、スキーの魅力のとりこになった。腕が長いうえに雪の上を滑る感覚にすぐれ、すぐ頭角を現わしたハン・サンミンは、国家代表に選ばれて99年に長野での招請大会に出場したが、最下位。その後、金ナムジェ国家代表監督(42)の渾身の指導のもと、世界最高レベルの選手に生まれ変わった。

金監督は「技術面で見ればサンミンはもう世界的な水準に達している。ただ体重(42kg)が軽量で、スピードで損をするのが弱み」とし「体重を増やしてパワーを補強すれば2006年のトリノ障害者冬季五輪で金メダルを狙うことができる」と話した。

「韓国は気候のためにトレーニング期間が11月から2月までと短いのが残念だ」と言うほど、運動への情熱に満ちているハン・サンミンは、「トリノでは必ず金メダルを取る」という覚悟。

暇なときにガールフレンドとデートも楽しむというハン・サンミンは身体の障害を全く意識しない元気な若者だ。



ssoo@donga.com