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ムーディーズ「FTA漂流は韓国格付けに悪影響」

ムーディーズ「FTA漂流は韓国格付けに悪影響」

Posted February. 11, 2004 23:05,   

韓国政府と年例協議を行うため来韓した米有力格付け会社ムーディーズは11日、「韓−チリ自由貿易協定(FTA)批准案処理の遅延は韓国の格付けに良くない影響を及ぼすだろう」と憂慮を示した。

ムーディーズ代表団は同日、財政経済部(財経部)を訪問し、「FTAが推進されない場合、韓国政府の意思決定過程が効率性が落ちるものと受け入れられて格付けに良くない影響を及ぼすだろう」と語った。

財経部の権泰信(クォン・テシン)国際業務政策官は記者たちにこのように伝え、「しかし、北朝鮮核問題は6者協議開催が論議されており、今年の韓国の経済成長率も良いものと見込まれているので、FTA問題をめぐる憂慮にもかかわらず、ムーディーズが実際に韓国の国家格付けを下方修正する可能性は高くない」と付け加えた。

ムーディーズは去年、韓国の格付けをA3に維持したが、格付け展望を「肯定的(Positive)」から「否定的(Negative)」に低めた。

韓国格付けの評価結果は今回の年例協議が終わってから1、2ヵ月後に出るものと予想される。

ムーディーズは同日、財経部と金融監督委員会を訪問したのに続き、12日には統一部、外交通商部、国防部、韓国銀行を、13日には韓国開発研究院(KDI)、公正取引委員会の関係者たちと年例協議を行う予定だ。



申致泳 higgledy@donga.com