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国防予算を全面見直しへ 在韓米軍再配置に備え

国防予算を全面見直しへ 在韓米軍再配置に備え

Posted January. 29, 2004 23:00,   

国防部は在韓米軍の再配置と関連し、韓国軍の戦力増強予算を全面見直しすることにした。

国防部の朴鍾基(パク・ジョンギ)企画管理室長は29日、「05年度の国防予算は、前年度の予算編成方法を維持していた従来の慣行から脱却し、ゼロ・ベース(zero−base)の概念に基づいて編成する計画だ」と述べた。

国防部の関係者は「戦力管理や獲得分野などを中心に、国防予算を全面見直すという意味だ。韓半島の安保状況の変化なども視野に入れ、軍の迅速な戦力増強を図る措置だ」と説明している。

これまで国防部は、各種の戦力増強事業を当初の計画に従って毎年予算を組み執行してきた。今回、国防部は異例的に韓国国防研究所(KIDA)とともに特別推進チームを設置し、来年度の予算編成作業を進めているという。

今後の国防予算編成の方向について軍事専門家らは、△在韓米軍の再配置による韓国軍の火力増強、△自主国防の実現に向けた軍事情報力の増強、△過去の陸軍中心から脱却した海・空軍中心の予算編成などが求められると指摘している。

国防部は軍の戦力増強より在韓米軍の再配置が先行した場合、独自の兵器開発ではなく、海外からの直接導入が避けられないと判断し、今年から武器の効率的な導入のために「武器体系分析評価資料の交換協定」を先進国と積極的に結ぶ方針だ。



崔虎元 bestiger@donga.com