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「独島」切手、日本の抗議にも発売強行

Posted January. 08, 2004 23:08,   

日本が韓国政府に「独島(ドクト、日本名・竹島)切手の発行を再検討するように」と要請し、物議をかもしているなか、郵政事業本部は8日、「独島の自然」を盛り込んだ独島切手4種を予定通りに発行し16日から販売すると発表した。

この日、郵政事業本部が公開した切手「独島の自然」は5、6月に桃色の花を咲かせるケッメ花、9月に薄い紫色の花を咲かせる王ヘグック、秋になると南の国に移動する海洋鳥類スムセと5月に独島を訪ねる韓国の留鳥、ウミネコを紹介している。額面価格190ウォン(約19円)で、発行量は56万枚ずつ計224万枚。

日本政府は、この切手について「領土紛争地域の独島があたかも韓国領土であるように見える可能性がある」とし、昨年8月と9月、駐韓日本大使館の一等書記官などを通じて、韓国の外交通商部(外交部)に抗議の意を示した。「韓国が領土紛争の地域に郵便番号を付与し、郵便箱を設えたことに続いて、不当な措置を相次いで取っている」という主張。

9月にも、駐韓日本大使館の政務公使が、外交部アジア太平洋局長を訪ねて、切手発行の再検討を再度要求しており、同日、日本総務省も郵政事業本部長あてに書信を送り「切手のテーマとデザインが、万国郵便連合(UPU)協約に背く」と主張した。

郵政事業本部側は「郵政事業本部が制作し、世界各国に配布する英文ニュースレター『スタンプ・レビュー』に昨年7月『04年切手発行計画』が紹介されたが、日本がこの情報を入手し、独島切手の発行事実を知るようになったようだ」とし、「切手の発行は国の固有権限であるうえ、独島切手はUPU協約に背かないから、予定通り発行する考えだ」と説明した。

自国の切手発行が他の国の干渉で取り消しになったことは1度もなかった。



羅成鎏 cpu@donga.com