LG火災が韓国電力を相手にぎりぎり勝利した。
LG火災は4日、木浦(モクポ)室内体育館で行われたKT&G・Vツアー2004バレーボールの木浦ツアー(第2次)開幕戦で、フルセット接戦の末、ホーム・チームの韓国電力を破り、1勝をものにした。
今シーズン、バレーボール界の関心は「巨砲」李京洙(イ・ギョンス)を獲得して2年ぶりにコートに復帰したLG火災の戦力。しかし、この日の試合で判明したように、「LG火災の核」である李京洙は4週間の軍事訓練の後遺症でまだ身体が重い。結局、木浦ツアーでもLG火災の嵐は望み薄になったようだ。
LG火災のスタートはさっぱりしていた。前方に立つ選手らの平均身長が1m98で高さを武器とするLG火災は、ブロッキングだけで6得点を獲得し、金成采(キム・ソンチェ)と李京洙、ソン・ソクボムによる左右からの攻撃が続き、25−17で第1セットを勝ち取った。
しかし、第2セットに入り、異変が起こった。現役最高齢(34歳)の金チョルスとシム・ヨンソプ(33)、李ビョンヒの30代のベテラン・トリオを前面に出した韓国電力の粘り強い守備にLG火災が焦り、次々とミスを犯したのだ。韓国電力はチャンスを逃さず、19−23で李ビョンヒの連続得点により同点になった後、繰り返されたジュースの末、31−29で逆転勝ちに成功した。
勢いづいた韓国電力は、第3セットでもLG火災の凡ミス8本と李ビョンヒの猛攻に支えられ、25−23で勝ち、セット・スコア2−1で勝利が確実になるかに見えた。
しかし、第4セットに入り、LG火災がセッターを新人のソン・ジャンフンからファン・ウォンシクに切り替え、状況はまた逆転した。LG火災の速攻が威力を取り戻し、金成采の右からの攻撃が猛威を振るった結果、25−22で勝ち、勝負を振り出しに戻したのだ。
回生のチャンスをつかんだLG火災は、最後の第5セットで李ヨンヒが序盤にブロッキングだけで連続4得点をマークして7−2で大差をつけた後、高さでの優位を思う存分発揮し、15−9で勝負に終止符を打った。
▲4日の試合結果
男子B組
LG火災(1勝)3−2韓国電力(1敗)
金尙浩 hyangsan@donga.com






