著書「7つの習慣」は韓国の120万部を含めて、全世界36ヵ国で翻訳され1300万部以上売られた。韓国で売られた部数は全世界で米国の次に多い。韓国人の「成功執着症」を窺わせるものではないだろうか。
「私と他人、組織と組織員など我と非我が互いに理解し、利益を共有するために努力した時シナジー効果が創出され、結果的により多くの結実を成し遂げる効果的な人生、すなわち成功に達することができる」というのが著者コヴィー博士の主張である。10日東亜(トンア)日報との単独インタビューでコヴィー博士は、「急変する21世紀の経済環境で生き残るためには、競争に汲々とするのではなく、『相生(そうじょう)のリーダーシップ』でパラダイムを切り替えなければならない」とし、「7つの習慣は時間と空間を超越して効果的な人生、すなわちシナジー効果を得ることができる基本原則だ」と強調した。
−相生のリーダーシップを発揮するためには、「強圧的な権威」ではなく、「道徳的な権威」を使用しなければならないと強調していますが、道徳的な権威を備えるのは容易ではありません。
「犠牲が必要です。例えば、他人の話をよく聞くためにも犠牲は必要です。また、壊れた信頼を築いていくのにも、我を捨てる犠牲が必要です。また、リーダーに必要なものは謙遜です。謙遜でない人は学ぶことができません」
−事物ではなく、「人」中心に考え、彼らに自発的に潜在力を発揮するよう権限を委任しなければならないと主張していますが、その根拠はなんでしょうか。
「上意下達式の命令が産業社会では生産性を高めましたが、21世紀の急変する経済環境では、力を発揮することが困難になりました。まるで、静かな湖でカヌーの試合をする時はリーダーの指示に一心不乱に従うのが効果的ですが、激流でラフティングする時は各自が自分の判断に従って積極的で創意的に対応しなければならないのと同じです。『職場で職員たちは創意力と潜在力を十分に発揮できずにいるか』と聞くと、95%が『そうだ』と答えます。彼らに自律と権限を渡して、才能を発揮するよう励ますのが成功のカギです」
−だが、競争が激しい現代社会で、相生が常に可能だとは思われません。例えば、米国の代表的な企業であるゼネラル・エレクトリック(GE)のウェルチ会長は毎年一定比率の労働力をリストラし、これが成功の重要な要因として挙げられています。
「もし、職員が合意によって一定比率を解雇したのであれば、シナジー効果を出すための措置と見ることができます。ですが、最高経営陣が職員の同意なしに、一方的に決定したものであれば長期的には否定的な影響が見られるでしょう。私たちは短期的な成果だけに関心を注ぎやすいものです。でも、そうするうちに、長期的には競争力を失うようになります。相生のリーダーシップは今日の成果だけでなく、明日を一緒に考える長期的な観点であり、結果的にはさらに効果的です」
−博士には子供が9人いますが、特別に用いる教育法がありますか。
「私は子供たちに学校で習った内容を親にまず教えてほしいと要求しました。子供たちは習った通りに教えなければならないという義務が与えられれば、さらに勉強に集中し、実行しようと努力します。自然に対話も垂直的な関係から水平的に変わります。子供たちは年をとっていくほど親に教えるということに拒否感を表します。時間がかかるでしょうが、親が忍耐を持って努力しなければなりません」
李那姸 tigera@donga.com larosa@donga.com






