ソウル市は最近、市民を対象に水道水が清潔で安全であることを広報するのに夢中になっているが、実際は市の高位公務員の多くが、水道水を飲まないことが調査で分かった。
東亜(トンア)日報の取材チームは27、28日、世論調査専門面接員に依頼し、李明博(イ・ミョンバク)市長を含むソウル市所属の高位公務員(3級以上)54人の家庭に電話をかけ、家でどんな水を飲むのかを調べた。
調査に応じてくれた解答者は38人で、そのうち、水道水をそのまま飲むと回答した家庭はわずか2世帯に過ぎなかった。水道水と沸かした水の両方を飲み水として使用している家庭は3世帯、沸かした水道水を飲む家庭は4世帯だった。
一方、解答者のうち最も多い21世帯が、浄水器の水を飲み水として使っていることが分かった。次はミネラルウォーターが7世帯、浄水器の水をさらに沸かして飲むと回答した家庭も1世帯あった。
水道水を飲む家庭は、申東雨(シン・ドンウ)上水道事業本部長、朴スファン上水道研究所長の2世帯だった。2人はソウル市の水道水水質管理と研究を担当する総責任者だ。水道水をそのまま飲む理由として、申本部長の家は「水道水が一番信用できるから」、朴所長の家は「一番おいしくてクリーンだから」と回答した。
市長と副市長など4人の市長団のうち、2世帯がアンケートに応じてくれた。李市場の家は水道水と沸かした水道水を一緒に飲み水として使う一方、崔在範(チェ・ジェボム)行政第2副市長の家は浄水器を使うと回答した。崔副市長の家は「浄水器で濾過すれば水がもっとクリーンになるから」と回答した。
李市長の他に、金ミョンヒ保健環境研究院長と張壽吉(チャン・スギル)市長秘書室長の家では、水道水と沸かした水道水をともに飲み水として使っていた。
水道水を全く飲まない家庭は、その理由として△汚いから(11人)△化学薬品のために心細いから(6人)△不純物や残留物が見えるから(4人)の順となった。
ソウル市は01年5月から今年の上半期まで、ペットボトルに入れた水道水130万本を各種の会議などに供給した。さらに先月には、鄭恩娥(チョン・ウンア)アナウンサーを上水道事業本部の弘報大使に委嘱するなど、水道水の安全性に対する活発な広報活動を行ってきた。
また、ソウル市は、水道管やアパート屋上の水槽を通じて水道水が汚染することを心配する市民のために、公務員が申請者の家庭を直接訪問して水質検査したり、水槽などを掃除したりするなどの「水道水の品質管理制」を実施している。
一方、申東雨上水道事業本部長は「幹部たちは水道水は信じているものの、アパートの水道管や水槽などで水が汚染するのではと心配する心理が回答に反映されたようだ」とし、「ソウル市公務員だけでなく市民にも、水道水の品質管理制を利用して家庭の水道水の状態を点検するよう勧め、清潔な水道水はそのまま飲んでも良いという点を集中的にアピールする」と話した。
李完培 roryrery@donga.com






